感謝こそ最大のメンタルトレーニング
いよいよ夏の高校野球抽選会が行われました。
今日は、対戦相手が決まり、この1ヶ月間をどのように過ごすべきかについてお話ししたいと思います。
今年の佐賀大会は、例年通り本命不在であり、シード校をはじめ、強豪校がばらけている印象です。ベスト4までどの高校が残るかも予想がつかない状況です。そんな中、この1ヶ月をどう過ごすかで、甲子園の出場校が決まると言っても過言ではありません。
では具体的に何をやればいいのか?以下にまとめました。
1. 対戦相手の分析
・スカウティングレポートの作成
- 対戦相手の過去の試合結果、戦術、選手の特徴などを分析します。
- 特にエース投手の球種や傾向、主力打者の弱点を詳細に調べます。
・ビデオ分析
- 可能であれば、対戦相手の試合のビデオを見て、攻撃パターンや守備位置などを確認します。
2. 練習計画の見直し
・戦術練習
- 対戦相手の戦術に対応するための特別な戦術練習を組み込みます。
- 例えば、相手が盗塁を多用するチームなら、クイックモーションやキャッチャーの送球練習を重点的に行います。
・個別対応
- 対戦相手のエース投手の球種に合わせた打撃練習を行います。
- 特定の打者に対して有効な投球パターンをピッチャー陣に練習させます。
3. 試合シミュレーション
・模擬試合
- 対戦相手を模擬した練習試合を行い、実戦感覚を養います。
- 選手に対して特定のシチュエーションを設定し、試合の流れを想定した練習を行います。
4. メンタル準備
・メンタルトレーニング
- 大会に向けたメンタルトレーニングを強化し、プレッシャーに対する耐性を高めます。
- 試合前のリラックス法や集中力を高める方法を練習します。
・チームビルディング
- チームの結束力を高めるためのミーティングやチーム活動を行います。
- 全員が同じ目標に向かって努力できるよう、モチベーションを維持します。
5. コンディション管理
・体調管理
- 選手の体調を細かくチェックし、怪我の予防や疲労回復に努めます。
- 適切な休息と栄養補給を徹底し、試合に向けて万全の状態を維持します。
・練習の調整
- 過度なトレーニングを避け、練習量と強度を調整して試合にピークを合わせます。
メンタル面が最も重要
夏の大会は3年生にとって最後の大会であり、『勝たなければならない』という思いが強くなります。
勝ちに執着してしまい、対戦相手の対策ばかりに気を取られ、目の前のことが疎かになりがちです。
そうなると甲子園出場は厳しくなります。
甲子園に行くためには4〜5回勝たなければなりません。
それを考えながら対策を立てるのは当然のことです。
しかし、そこに落とし穴があると考えます。
では、どうすればいいのか。
それは、自分自身にフォーカスすることです。
相手を変えることはできません。
だからこそ、フォーカスする場所を自分に変えるべきです。
その中でも特に大切なのが、今まで高校野球生活を支えてくれた親や指導者など、サポートしてくれた方々への感謝の気持ちです。
『感謝』はメンタルトレーニングの中で最も大事です。
感謝の気持ちがないまま自分だけで頑張っていると、諦めてしまうこともあります。
しかし、感謝の気持ちを持つだけで、諦めないメンタルが身につくのです。
この1ヶ月でやって欲しいことは、サポートしてくれた親や指導者に感謝の手紙を書いて読むことです。
泣いてもいいので、今までの感謝の気持ちを伝えることで、最後まで諦めない気持ちが溢れ出します。
本当に甲子園に行きたいのであれば、絶対に読むべきです。
あと1ヶ月で本番が始まります。
様々なドラマが待っていると思いますが、最後は感謝の気持ちを持って終わりにしてください。そして、頑張ってください!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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