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音楽と映画。私のためになるエンタメ

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音楽や映画、ドラマ、小説、お笑いなど、私のしがない生活を彩るエンタメのことを。
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GRと散歩がてらにサマソニ大阪。そして感じたことを。

短い夏休みがありお出かけをいくつかしたので、それを振り返って色々と書こうと思いつつ、何から書こうか迷ったので、とりあえず日曜にGRを持って散歩がてらに夕方から雰囲気だけ楽しみに行ったサマソニのことを。 サマソニに20年通い続けている大阪市民歴40年以上の私は、正規のルートである有料のサマソニシャトルバスに乗らずに現地へ向かえる知る人ぞ知る快適なルートで、離れ孤島の舞洲に夕方から入った。 今年はまだ感染症対策の観点から、入場は避けることにし、チケットは買わず雰囲気だけを楽しむ

「エルヴィス」2回目の鑑賞。一緒に見た人は、あれがトム・ハンクスだと気づかなかったと。 オースティン・バトラーのエルヴィスっぷりに2回目も恋した。 近年の、実在アーティストを扱った音楽映画の中で、私のベスト。いや全ジャンルでベスト。オースティン、多分将来売れる。(もう売れてる説)

RICOHのGRを買った。

GRを買った。 新しいカメラを買った。 新しいコンデジを買った。 カメラを買い替えた。 なんか、やっぱりしっくりこないから、 「GRを買った。」と書きたい。 ほぼ新品同様レベルの初代GRを、中古で2回払いで買った。 中古なのになかなか高いから2回払いである。 メルカリで服やDiorのコンシーラーを売っぱらったお金があり、PENTAXの一眼レフカメラを売っぱらったらそれを軍資金にしてGRを買おうと狙っていた。 しかし、知人のカメラ好き男から、「君にはGRは使いこなせないか

週末の日記。 ベランダとか高野豆腐とかイカゲームとか映画とか居酒屋とかUFOとか。

今日の晩ごはんはベランダにて。 昨年からソロキャンプを始めて、noteに書いてきたおかげで、自分でまた読み返して思い出せるからいい。 昨年の秋のキャンプで、寒い夜にクリームシチューを作ったり、バゲットを焼いたりしていたらしい。 自分で読んで思い出したり笑ったりしてキャンプに行けない自分を慰めている。 今はまだお尻が2つ以上に割れてるのでまだ当分キャンプは行けないし、家でクリームシチューを作ってベランダで食べることにしたのである。 骨が早くくっつくためにはカルシウムを取らない

旅とドラマと壁の色について

壁を青くしたい問題における最適の青について頭を悩ませている。43歳の春。 こうタイトルをつけていたが、例の如くnoteが脱線しまくったので最後にタイトルを変更した。 ここに至るまでの、壁の色に募らせてきた思いをまずは振り返りたい。 壁を白以外のカラフルな色にしたいという願望は昔から持っていて、アメリカのドラマの「フレンズ」のモニカの家みたいに、薄いパープルの部屋にしたい、というのはずっと思っていた。 まだ学生で実家暮らしだった私は、友達にも「一人暮らしをしたら絶対にモニカの

静岡旅の夜のよもやま話 【静岡旅4.5】

夜の三保の松原でのよもやま話をいくつか。 ①羽衣伝説についてあれこれ日が暮れた頃、晩ご飯を食べにレンタサイクルで清水駅付近まで行こうと思い、自転車を走らせた。 しみずマリンロードという名前らしく、走りやすかった。 橋に天女がいた。 天女が天からやってきて、松に羽衣をかけて海でちゃぷちゃぷやってたら、羽衣を隠されて天に帰れなくなったからその辺の男とくっついたという昔話を子供の頃に読んだことがある。 こういう伝説は日本、いや世界のあちこちにある。 大学で心理学者ユングの「集

行けなかった石岡瑛子展と、パリで見たデヴィッド・ボウイ展のこと

そうなるだろうと薄々分かってはいたけど、私が今週末に乗る予定だった伊丹-羽田便が欠航になったとANAからメールが来た。 貯めたマイルで特典航空券を押さえていたから、そのうちキャンセルしようかなと迷いながら、ずるずるとそのままにしていたからちょうど良かった。と言いつつも、ちょうど良かったと思うのも切ない。 石岡瑛子展に行くためには14日までに大阪から東京に行かなければならず、緊急事態宣言が昨日であけていれば堂々と今週末に行けたはずだったが、緊急事態宣言が大阪と東京が(それと岐阜

ネガティブを潰すのはポジティブじゃなくて没頭

タイトルはオードリー若林正恭氏の名言です。 私はダウンタウンを見て育ち、吉本の二丁目劇場に通い、大阪のお笑い番組ばかりを好んで見て生きてきた、絵に描いたような昭和の大阪の女なのだが、今はめっきり有吉やオードリー若林を贔屓にしている。 色々とアップデートできないで取り残されつつあるかつての笑いのカリスマ松ちゃんと(笑い以外は知識の浅さが露呈されて、だけど誰も言えなくて裸の王様になっててこっちが泣けてくる時がある)、ジジイ化して衰えたことで面白みが100倍のボケになってきている浜

マツコが知っちゃったボリウッドの世界

昨夜やっていた「マツコの知らない世界」で、昨年私がインドの現地で撮ってきた動画が10秒ほど流れました。 嬉しい! マツコも言っていたけど、プロモーション次第ではボリウッドは日本でもっと人気が出ると思うという意見だが、本当にそう思う。 私も今やハリウッドよりもボリウッドが好きです。 愛しています。イシュクワーラーラーです。 私が日本の中心でそう叫んでも、ボリウッドはまだまだニッチなジャンルではあります。 私が思うに、私のようなダンスに憧れのある人や、ミュージカル映画が好きな人

「私のフジロック」の八百万のうちのいくつか

予想していたものの、 私の心を完全に打ち砕くニュースが入ってきた。 フジロックフェスティバル2020完全中止。 いや訂正。来年に開催延期。オリンピックと一緒。 少し前にフライングと思われる中止の記事が出て、オフィシャルから完全に否定する発表はなかったからこうなると思ってはいた。 だけど日高さん(運営の代表)のことだから、ギリギリまでやる方向で色々考えているに違いない。メジャーな夏フェスは続々と中止を発表しているから絶望的だけど、もしかしたら日高さんならやりかねないなぁ、とも

フジロックで見かけたロックな女

フジロックの中止の誤報が出て、誤報を謝罪する文が出る騒ぎがあった。 オフィシャルからの発表をただ黙っておとなしく待つしかないし、どんな結果であれ、まだ粘って悩んでくれているだろう日高さんには感謝しているし、フジロックを毎年夏のライフワークにしている私は祈るような気持ちでステイウェイトしているのだけど、 フジロックで思い出すのは、3年前にキャンプサイトで朝ごはんを食べているときに、横で食べていた20代後半〜30代くらいの男女のことだ。 また雨なのは仕方ないとして。 朝食のサ

有吉は優しい

有吉は優しい。 常々私はそう思っている。 いわゆる毒舌と呼ばれ、きついことを言っているようだけど、笑って許される器用さと愛らしさがある。 そして有吉は弱者には優しい。 お笑いを真面目にやっている芸人に対しては先輩後輩関係なくリスペクトがきっちりとある。 笑いに対して汚い奴のことは先輩後輩関係なく見下してそうな気もする。 頑張る若手にうまく助け舟を出してやる有吉の、見過ごされがちなパスを見つけるのが私は好きだ。 細かいエピソードを有吉だけが覚えているということがよくある。大

沢木耕太郎の言う「旅の密度」と、少し的外れなモロッコのミントティー

昨日5/16は「旅の日」だったので、旅の話を。 私のバックパッカー旅の師匠は、ベタ中のベタでやはり沢木耕太郎なのだが、『深夜特急』を初めて読んだ時の興奮を超える旅行記に出会ったことはまだない。 沢木耕太郎の本は旅行記以外はあまり読んでいなかったが、それ以外のジャンルもちょこちょこ手を出してみたら案外面白かった。と言ってもまあ、旅がテーマになるのだが。 『貧乏だけど贅沢』という対談集も面白かったのだが、「その通りです!沢木!!」と声をあげたくなった箇所があった。 僕はたいてい

Lou Reedを聴いて眠る完璧な日 【山ごもりの夏休み⑤】

土砂降りにあい、雷鳥にも出会い、キャンプ場の少し手前で雨宿りに山小屋の屋根を借りた。 カミーノでいつも着ていたパタゴニアのトレントシェルは、加水分解したのと、体重増加につきファスナーが閉まらなくなったのとが理由で、今回は初のワークマンのレインウェア。パタゴニアの値段の8分の1くらいのくせにワークマン もなかなかやるじゃないかと感心しつつ、下半身はボトボトに濡れて冷え切っていたので、山小屋に入って温まることにした。 入ると昨日タブレットで見た映画「春を背負って」の出演者の写真