見出し画像

ラジオ番組への応募作(エッセイ又はコラム):お題「クイズ」1200字程度

クイズ王に俺はなる!と思った子供時代。昭和から平成初期にかけては素人参加型のクイズ番組がたくさん放送されていた。あの時代は家族そろってクイズ番組を見て、さあ、みんなで考えよう、と言われれば、家族で考え、そして父親が自慢げに解答すると母親がしかめっ面し、祖母がそれを咎めるも、子供たちは大人の事情は気にせずTVに夢中になっている、そんな和気あいあいのお茶の間の時代だったように思う。
お茶の間の子供時代から大人に向かって成長しだすと、知力体力時の運!と言いながら受験をし、みんな燃えているか!ファイヤー!という声と共に三人一組で、鴨川の河原や大阪のスタジアムで、〇×に向けて走り、一問目で敗退の高校時代のおバカたち。ああ、懐かしき我が青春の日々。
さらに大人になると様々な選択を、10万円7万円5万円、運命の分かれ道!などと思いながら、その都度都度でアタックチャーンス、その通りッ、さあ、赤が飛び込んだ、3、4、5と赤に変わる!よし、大逆転!とか思いながら人生の選択をしてきた。その選択が当たれば、倍率ドン、さらに倍!外れれば、はい消えた!と思い、え~いスーパーイントロどん、いやいやミリオンスロットで、一発勝負。また、二択でどちらを選ぶという時には、大大大大…小小小小…フォンテ~ヌという大合唱が頭をよぎる。そうこうするうちに、いろいろなNGワードも言いながら、大人になったらチョメチョメな事も多々起こる。ふと振り返れば、今、何問目?自宅の購入や高い買い物、ハウマッチ?そんな人生を送ってきた今日この頃。
つらつらと書いてみたら、あれま、人生はクイズ番組の決め文句。都度都度の人生の選択は決め文句と共に歩んでいる?いやいや、そんな単純ではないだろう。決め文句はその番組の司会者が導き出した人生の金言。クイズ自体が人生の縮図。天国と地獄、姫と坊主のようなものなのかもしれない。
本当のクイズ、クイズ番組の面白さは、学問だけでなくニュースや生活の中で、はてさて身近な食べ物、し好品、知恵袋的な情報、そんな日常から得られる知識で楽しめ、そしてクイズに人生を賭けた人達の縮図を垣間見るということだろう。
また、様々なことに興味を持って生活をし、常に疑問を持ち、そして正しい知識を持つこと、それが自然に家族団らんの場でクイズ番組を見ることで育まれたような気がする。そうして培われたクイズ力が、人生の様々な選択に活かされる。これがクイズの醍醐味だろう。
しかしおそらくそれだけじゃない。このクイズ力は今のコロナ時代、更にはこれからの情報過多の時代には、更に重要な役割を持つのではないだろうか?デマに惑わされない正しい知識、そして知識とそれを活用し生き抜く力、応用力、それが、知力でありひらめき、クイズ力だと思う。まさに知力体力時の運!
とここまで読んだ皆さん、さて、ここで問題です。この文中に書かれたクイズ番組の名前を順にお答えください!ファイナルアンサー?
(文字数1205字)

(解答:文中登場順)
①ONE PIECE(これはクイズ番組ではないのでカウント外)
②クイズ世界はSHOW by ショーバイ!
③アメリカ横断ウルトラクイズ  
④全国高等学校クイズ選手権  
⑤がっちり買いまショウ
⑥パネルクイズアタック25  
⑦クイズダービー  
⑧なるほど!ザ・ワールド  
⑨クイズ・ドレミファドン!  
⑩クイズ世界はSHOW by ショーバイ!  
⑪ノンストップゲーム
⑫クイズ年の差なんて 
⑬アイアイゲーム  
⑭クイズタイムショック 
⑮世界まるごとHowマッチ
⑯クイズ天国と地獄  
⑰三枝の国盗りゲーム  
⑱アメリカ横断ウルトラクイズ
⑲クイズ$ミリオネラ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?