スポーツが素敵って気付けた。

#応援したいスポーツってずっと気になっていたんだ

僕は小さい頃から中学生になるまで、全く運動をしてこなかった。
初めて真剣に向き合ったスポーツは「ハンドボール」中学校の部活動でした。友達が入るからって軽い気持ちで入部したのは、中学校の中で一番厳しいと言われるほどの部活動だった。

中学生になるまで全く運動していなかった僕は
”運動音痴”と言われるまで時間はかからなかった。
運動出来ないって自分が気付くのにも時間はかからなかった。
中学校一年生の春、入部して一週間。
中学生活で最初に味わった挫折だった。

それでも僕は三年間部活動は辞めなかった。部活にしか友達が居なかったのも理由の一つだと思う。でも一番の理由は、上手くなりたかった。試合に出て活躍したかったからだと思う。三年間、暑い日も寒い日もグラウンドを走って、飛んで、投げてを繰り返していた。楽しいと思う日も、辛いと思う日もあったけど。

ハンドボールは7人競技。
スタメンには一度も入れなかった。先輩、同級生、後輩。みんなが試合に出ていく、年功序列的にユニフォームを着てベンチには座っている。座っているだけ。交代だってたくさんある。でも僕は試合には出れない。
当たり前だった。勝ちを目指しているチームで、下手くそで運動音痴の僕は試合に出ても意味がないのだから。

試合に出れなくても僕がハンドボールを続けた理由は、スポーツは実際に競技をしている人以外にもたくさん関わる人が居て、外側から見ている人の意見は必要だって気付くことが出来たからだと思う。もちろん中学校の部活動だから選手コーチやアナリストみたいなポジションは下手くそ学生の僕にはありませんでした。練習中や試合中に気付いたことがあれば、プレーをする選手たちに伝えることができたし、ベンチで座っていても声出しをすることは出来る。当たり前かもしれないけど、僕にとってはこれしか無かったと。
今振り返ると感じることが出来る。

スポーツは、実際にプレーする人が居て、プレーを支える人が居て、プレーを見ている人がいる。それはプロだろうが、学生スポーツだろうが、街中のレクリエーションだろうが、スポーツの関わり方は様々で、多くの人を繋げて、魅了するスポーツを中学生の頃の僕は素敵だって気付くことが出来た。

スポーツに魅了された人達が、プレーしたり、観戦したり、支えたりする。以前のように好きなスポーツに関わることが出来る日常が来るまで、
スポーツを応援し続けたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?