旅:行

(※この記事はフェイスブックに私が書いたものをそのままコピー&ペーストしたものです。note用にリファインしていません)

カッコイイ大人に憧れた幼少時代。仕事はなんとか人並に出来るようになって、大人然とした振る舞いはできるようになってきたけども、「カッコイイ大人って、どんな風に生きるってことなんだろう?」と、今でも大人のカッコ良さを模索している私です。

そんなカッコ良くなりたい普通のオジサンである私ですが、「今、しんどい思いをしている業界で、ちょっとした贅沢をして、自分も楽しい、関わった人みんなが楽しいお金の使い方をするのってサイコーにクールじゃね?」なんて思う訳です。

もちろん、不確かな情報が錯綜している病気の脅威を無視する事などできませんが、大人には大人の「こういった動きをしている分には、そうそう危険な目には合わない」という嗅覚があると言いますか、どんな状況下においても節度ある行動が出来るのが大人だとも思いますのでね。ギチギチに「あれもこれも自粛しておこう」で生きることが最善手であるとも思いませんのでね。

そこで、僕はこんなお遊びを思いついた訳です。

【旅:行】(トラベルコロンとでも名付けましょうか) ちょっと離れて住む知り合い同士で、地元の名店を紹介しあって、同日に入れ替わるかのように相手の住む土地へ旅をするというお遊びです。

飲み屋さんであれば、僕自身が(いつもどおり)飲み歩く事がちょっとした応援になるかと思うのですが、旅館業はそうはいかない。応援したい宿泊施設があったとしても、地元で泊まろうかという気分には中々なれない。じゃあ、遠く離れた友人の誰かに泊まりに来いと声をかける?「オレに会いに来いよ! 全部お前の自腹で!」と? それはあり得ない。かと言って、「旅費の半分出すから来いよ!」というのも粋ではない。

ならば、入れ替わったらどうか。

ちょっと遠くに住んでいる者同士で、行きつけの店や、ニッチだけど「めっちゃいいよ、ここ!」というスポットを教え合うのだ。それが、「この場所から、この時間帯この方角を見て欲しい!めっちゃステキだから!」というものでも構わない。最大公約数を狙ったガイドブックでは出会えないナニカと出会う旅を互いにプロデュースしあうのだ。

・この店いいぜ?美味いし安いし客層がキミ好みだと思うんだよ。
・この寺いいぜ?この寺の、このスポットサイコーだと思うんだよ。それに、この仏像はめっちゃステキなんだよ!
・この場所で、私の名を出してみてよ。「〇〇の友人なんです。××から来たんですけど」と。きっとフレンドリーに接してくれるよ。
・この道、この風景、めっちゃステキやねん。
・この時期なら、ここへ行くといいよ!期間限定ステキ☆スポットなんだよ、ここ。
・ここ、知り合いがやってるゲストハウスなんだけど、泊まってみてよ!
・この温泉サイコーですよ!

こういった情報を書き記した手紙を入れ替わる相手が泊まる宿泊施設に互いに預けておいたりしたら、互いにその旅行が冒険感増し増しになるんじゃないかと思うのです。

そんなお遊び、【旅:行】、僕は面白そうだなと思うのですが、これを面白そうだと思ってくださる友人が離れた土地にいるかどうかが問題でありまして。ドメスティックに生きている者同士がやりあうからこそ、ディープな楽しみが生まれると思うのですが、ドメスティックに生きているからこそ、離れた土地の人間との交流が少ないというのはあるかもな、なんてことも思いますし、僕の価値観で提案されたオススメを良いと思って下さる人がいるのかどうかも問題点であります。

だけども、こんなお遊び、一般的になったらおもしろいだろうなーと思うんです。

そんな訳で、このアイディアに乗っかってくださる方をゆるく募りたいと思います。
予算はそんなに潤沢にある訳じゃありませんが、僕にとっては地元京都を真剣に紹介する良い機会にもなりそうですし、知らない街をナナメから切り込むおもしろ旅行が出来そうでワクワクします。

コイツに乗っかってくれるステキな方がいたらいいなぁ。

実際に会って時間を共有しないのに、そこそこ深い共有体験ができそうって点も粋だな、浪漫があるな、と思うのです。

どうかな、僕は変人すぎるかな。

「今だからこそ、粋なお金の使い方したいやん」なんて事も思うのです。

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