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「知っていて当たり前」の固定観念
あることが出来ていない人に対して、まず尋ねる(確認する)ほうがよい問いがあります。そのことを、知っていますか?という問い。もちろん、尋ね方(確認のし方)は状況に応じて、配慮が望まれます。
出来ていない人に対して、「きちんとしておいてください」と言ってしまった苦い経験があります。「知っていて当たり前」という固定観念から生じた言動でした。その方は、「はいわかりました」とだけ、こたえられました。そのことをよく理解されていないその方は、出来るはずがないのです。時がたっても出来ていない状況を観て、はじめて気づきました。
知っていると出来るは違う、とはよく言われます。
出来ない、には大きく2通りあり、「知っていて出来ない」と「知らないで出来ない」があるのだと、そのとき気づきました。知らないで出来ていない人は、知っていて出来る人に変わることができます。
知らないことは、新たなことを学ぶことができるすばらしいことです。もし逆の立場に遭遇したら、素直に「知りません」と言い、知る機会に。
知らないことは、永遠に無くなることがありません。
新年度、あらたな出会いが多い時期です。「知っていて当たり前」の固定観念を取っ払うと、すこしだけみえ方もかわるかもしれません。
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