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あたらしく社会人になるかたへ。

もうすぐ、新社会人の方々のあらたな生活がはじまりますね。自身の入社当時のことを、苦々しく、懐かしく思い出します。私の場合、期待よりも不安の方が大きかったかもしれません。しかしながら、実際スタートすると、不安を抱える余裕もなく、仕事や人を覚えることに必死でした。最初の1年は、必死さだけで、あっという間に過ぎたかも。私が思う、ここだけは押さえておいたほうが良いと思われることを、少しだけ記します。

1.理不尽に思えることが多くある

仕事場は、人と人とのやりとりの結集です。伝達の齟齬や誤解が多々生じています。上司も先輩も仲間も、コミュニケーション力に長けている人ばかりではありません。行き違いだらけと思っている方が良いくらいです。よって、理不尽と思えることが多々降りかかってきます。そのたびに、落ち込んだり、腹を立てたりするのは、精神への負荷がかかりすぎます。「うまくいけばお陰様、うまくいかないときは自身になにか不備はなかったか」と、考えるくらいの気持ちの余裕を持つとよいかもしれません。

2.疑問はその場で解消するのが一番

わからないことが起こったとき、疑問を感じたとき、困ったことが生じたときは、その場で先輩や上司の方へ質問を。たとえ、忙しそうにされていて、その方々の手を止めてしまうのが申し訳ないと感じても、勇気を出して声を発するほうが良いです。「そんな質問あとにして」と言われたとしても、その場で確認したほうが良いです。未だ「緊急性」や「重要性」の正確な判断ができない時期ですから。質問をしそびれて持ち帰り、眠れぬ夜を過ごすことがないように。ただし、極力同じ質問はしないための工夫と努力はされることをおすすめします。

3.カタチでなく、目的でおぼえる

最初のうちは、指示を受けて行う仕事が多いと思われます。いわれたとおりの手順を、その通りにすることは大切です。しかし、それらの作業・業務の、それぞれの「目的」を考えて取り組むと良いです。たったそれだけで、同じ作業・業務の質も、気持ちも変わります。目の前の仕事は、大きなしくみで捉えると、すべてが重要で、大きなことを成し遂げている大切なプロセスの一つであることがほとんどです。この作業は何のため?この業務は何のため?と、常に考えることをおすすめします。

最後に。

あたりまえのことですが、礼節を守り、あいさつはさわやかに。周囲の人々を元気なあいさつで、元気にしてあげてください。素敵な先輩や上司の方々に、出会えると良いですね。そして、1年後には、素敵な先輩になっていてください。

村上紀子

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