アートと食のパリ旅③サルディーニャ料理GARUM、オルセー美術館
イタリアの、サルディーニャ島の料理にずっと憧れていた。
野菜も魚もばっちり摂れて身体によい島の料理。現地に滞在してマンマから習おうかと考えていたくらいだ。
パリは移民の多い街。
レストランで食べる一食目は、サルディーニャ出身者の店で。
ここですよー。
お客さんたちの中にはおしゃれなお姉さん、かっこいいお兄さんたち、そして普段着のおばさまたちもいて、気軽な食堂感覚なのだろう。
可愛い店内。
地下がキッチンとトイレ。
メニュー。
前菜+メインか、メイン+デザートで19ユーロ。
やっと食べられるサルディーニャ料理、前菜+メインで決まりでしょ!
もちろんメニューはフランス語だが、google翻訳アプリのカメラ機能を使えば、なんと日本語に翻訳してくれる。
お姉さんの丁寧な英語の説明とアプリ頼みでオーダーを決めた。
スパークリングも頼んじゃうぞ!
お水は硬水の味だったので、水道水と思われる。パリは水道水が飲める。
haricot bud spencer
インゲン豆の煮込み
バターに見えるのは生にんにくで、パンにすりつけて食べるのだ。
この島感覚の食し方も、また好み。
めちゃくちゃ美味しかったなぁ!!!
トマトの酸がバシッと効き、オレガノ的なハーブの香りと適度な辛みの、熱々なトマト豆煮込み。
動物性を感じなかったけど、すごくコクがあってうんまいっ!!!
もともと疲れてると煮たトマト料理を欲するのよね。異国で気を張り疲れているタイミングにぴったりすぎる!幸せすぎる!
汗かきながらかきこむように食べた。
tortellini (トルテリーニ)リコッタチーズ入り
トマト、パルメザンチーズ、クリーム
サルディーニャといえば手作りパスタ。
ラビオリの仲間みたいなトルテリーニは、ロマーニャだったかな?が名産。
インゲン豆煮込みがトマトベースと思わず、トマトかぶりしてしまった。前菜はいろいろあったな、隣りの人たちがマテ貝を頼みまくってたし、茄子の何かもよさそうだったな。メインだってお魚のリゾットあったな、といろんなメニューが脳裏に浮かぶ。残念だな・・・
とはいえ、まずはひとくち。
!!!
かなりうまいわ〜。
こっくり濃厚なトマトクリームソースに、リコッタチーズ入りトルテリーニ。フェンネルが一回ふわっと効いたので、リコッタチーズの中にいろんなハーブが入ってるのだろう。
美味しいんだけどなー、、、こってりに弱い上、インゲン豆煮込みに感動し完食したので、おなかが本当にいっぱい。残した。
インゲン豆煮込みは日本人の感覚だと一人前以上あったからねー。いくら観光で歩き回ってるとはいえ、完食ならず残念。
エスプレッソを頼んでシメとする。
スパークリングとエスプレッソを入れて32ユーロだった。
そうそう、GARUMに行く前にいかにも地元民憩いの場の公園でひと息ついたのだった。
何の木?と調べたら、日本原産の桜の木だったよ!
鴨がぷかぷか浮いてるフランス風の池とヨーロピアンのステキ建物。
公園至近でエスプレッソ。
この旅でエスプレッソにハマった。パリの街並みに濃ゆい苦みと甘さが合う。
さてさて、GARUMのあとはオランジェリー美術館へ。
どこまでもフリーダムな美術館で、絵も彫刻も手で触れられる位置からのびのび鑑賞できる。
学芸員さんはいるけど、放っておいてくれる。
予約してなかったので45分待ったが、めっちゃ価値があった。。。
「落穂拾い」などなど、日本人がよく知ってる絵が超至近で見られるなんて贅沢過ぎた。
女性の身体はどこまでも美しいなぁ。
モネの「青い睡蓮」。
大人気で皆が写真撮りまくってた。
ゴッホの「昼:仕事の間の休息」。
画像だと分かりにくいが、人のまわりの金と茶のうねうねから精神病者のしんどい世界が伝わってきた。
美術の教科書では伝わりきらないリアリティが生々しくて。美術鑑賞の意義とはこういうことかと腑に落ちた。
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