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PoliteとCasual、日本語のスピーチスタイル

日本語の先生のみなさんに、ぜひ聞きたいことがあります。

生徒さんから「ですます形を学ぶ必要がありますか」「私は友達と会話をしたいんです。カジュアルスタイルだけを学びたいです」と言われたことはありませんか。

こんなTweetを今朝見ました。この学習者さんはどうやら、カジュアルなスタイルを使う場面を間違ってしまったのでしょう。相手に失礼になってしまったようです。

So,what I am recommending here is: drop the textbook formality, drop the complexity of polite-forms, focus on the dictionary-forms of the verbs first, speak casually, and make friends. That way, you can start having fun in the language quicker, and not worry so much about being formal and polite, and you might just enjoy the language more and be to go that much further with it.
Why you shouldn’t follow the textbook order
if you are learning Japanese on your own.
– Don’t learn masu form first!

ネットで検索すると、上記のようなコメントも出てきます。

私の生徒さんの多くが、クラスなどに通わず独学で日本語を学んでいる生徒さんですが、ほとんどが「カジュアルなスタイルで会話ができるようになりたい」と言います。

自然な会話として、カジュアルなスタイルの会話ができるようになりたいのは当然です。

私はプライベートレッスンをしているので、なるべくその生徒さんの要望に答えます。ですから、できるだけカジュアルスタイルで、という生徒さんには、カジュアルスタイルで会話ができるようになることがゴールということで、そのような会話のレッスンプランを組みます。

でも、敬語とまでは言わなくても、同時にやっぱり丁寧なスタイルは学んだほうがいい、という私の考えもあり、どんな場面で「丁寧なスタイル」を使うのかタイミングを見て必ず説明します。

そして、結局は、そんな生徒さんとも、長いレッスンプランの中で「ですます」などの丁寧なスタイルを少しずつ勉強していくようにしています。

要は、その生徒さんの目指すところや目標によりますよね。「趣味で日本語を勉強し、アニメやマンガがわかればいい。日本人の友人と会話だけできるようになりたい」ということであれば、それはそれでいい。

ただし、「留学したい。日本企業で仕事がしたい。日本で暮らしたい」となると別の話です。

敬語も知っていないと、相手が使った時にわからないということも起きます。

さらには、アニメなどで学んだ学習者さんは、カジュアルスタイルを使った会話力が高いけれど、間違った場面でカジュアルなスタイルで話してしまうこともあり、こうなると先程のTweetのようなことが起きてしまいます。

アニメのキャラから学んだ変な日本語(日本語としては正しいし、アニメのキャラが話すと許されるけれど、実際に使えるかな、それ?という言い方ってありますよね)を使いがちな学習者さんも多いです。

ということで、非常に面白いTweetを見たので共有してみました。




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