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日本語教師になったきっかけ

私はオンラインで日本語を教えています。

どうして日本語教師になろうと思ったのか、きっかけについて書きます。

同じ内容をこちら音声でもどうぞ。

日本語学習者に向けた私のポッドキャストです。(日本語中級以上を対象にしたポッドキャストで、少しゆっくり話しています。)

教育学部卒業後、公立の学校の先生に

昔々のこと。

私は地元の教育学部を卒業し、公立の学校の先生になりました。教えることはもともと好きだったのですが、この時点では「日本語教師」という仕事があることも知りませんでした。

その後人生の転機が訪れ、公務員の仕事を辞めて、スペイン語を勉強していたのもあり、メキシコとアルゼンチンを旅することに。

メキシコとアルゼンチンでボランティアに参加

ボランティア活動をしました。NGO団体と一緒に、メキシコでは、道の掃除からストリートチルドレンのサポートまで、アルゼンチンでは、ストリートチルドレンといっしょに遊んだり、ご飯を作って提供するというような活動のお手伝いをしました。

これはもう約20年も前の話です。

一緒にボランティアをした仲間は世界中から集まった若者でした。仲間やNGO団体の人、現地の人、ストリートチルドレンから、日本についてたくさんの質問を受けたんです。

日本の文化や日本語のことまで、いろいろな質問で、正直、上手に答えられなかったのが悔しくて。

また、日本語を書いてほしい、とよく頼まれました。

日本人なのに、日本について答えられない、そして日本語を上手に教えられない、ことがショックだったし、また外に出て初めて、こんなに日本に興味を持っている人がいるんだ、と気づきました。

ありきたりだけど、これが、日本語教師になろうと思ったきっかけです。

日本語教師養成講座に通う

帰国後、「さあ、これから何をしようか」と思ったときに、地元の専門学校にあった夜間の日本語教師養成講座に申し込みました。昼間は派遣社員をしながら、夜間学校に通うこと1年。同時に日本語教育能力検定の勉強もしていきました。

コースも終え、そして、日本語教育能力検定も1発合格。

でも、日本語教師の仕事を見つけることができませんでした。

その当時、すでに旦那さんに知り合いお付き合いをしていたので、県外に行く選択肢はなく、派遣社員を続けながら、無料で地元に住んでいる外国人に日本語を教えていたボランティア団体に所属し、日本語を教えることを続けました。

そしてイギリスへ

旦那さんがイギリスで仕事を見つけ、一緒に引っ越してきたのが約15年前。

イギリスに来てからは、オンラインでプライベートレッスンを提供するようになりました。「学校」や「教室」では、日本語を教えた経験はありません。

さて、私はたくさん存在する日本語教師の一人でしかないけれど、これが自分の好きな仕事だと自信をもって言えます。

来月末からはフルタイムで日本語を教えます。もっともっと勉強しなきゃ、と強く思うのと同時に、マーケティングスキルを磨く必要もあると感じでいます。

自分で営業、じゃないけれど、じっとしていたって生徒さんは見つからない、来ない。50代手前で、SNSに苦戦しながら、必死にがんばっています。

自分の仕事が好きだ!といえる人はなかなかいないと思います。

だから自分が好きな仕事に出会えたときには、本当にその出会いや運命を大切にしたいものです。


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