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~第25回 気をつけよう、騙されないように!!!不動産購入時のトラブル!!体験談 住宅ローンが通らないのは何故?~

 神奈川県横浜市戸塚区の女性ライダー弁護士西村紀子です。
 一人の弁護士として、一人のライダーとして、そして、一人の人間として、日々感じたり観察したりしたことで、皆様のお役に立つと思えることを、つぶやき発信していきます。

 本日のブログは、一人の弁護士として不動産トラブルの発信です。

  不動産について全くの素人である私の大親友Kさんが、憧れのマンション購入を試みて、トラブルてんこ盛りの体験をしました。
 憤懣やるかたない彼女の依頼を受け、ブログに掲載させていただくことになった、Kさんの体験のレポートです。
 本日は、第25回目。

 前回、Kさんは、物件審査をした途端に、融資前のめりだったメガバンクN銀行から融資を断られた理由について、E氏が一向に教えてくれないため、Kさんから、メールで聞いてみたところ、E氏からは、
「銀行さんによって得意不得意の物件があるからだと思います。築年数、総戸数、管理形態等、物件に対する総合的な判断だと思います。」
などという回答が送られてきたことまでを、つぶやきました。

 E氏の回答は、丙地の問題については一言も触れず、Kさんからの丙地に関する質問についても一切スルーのまま。
 そもそも、E氏が述べる、「築年数」、「総戸数」、「管理形態」などの内容は、すべて、事前審査申込段階で添付する物件案内のチラシに記載されているのです。
 このような理由で審査に落ちるならば、事前審査の段階で落ちているはずなのです。

 そして、E氏からの、直接申込者Kさんに帯するメールは、これだけ。
 通常、不動産会社は、顧客の意向に沿えなかったとしても、そのことをわびつつ次の物件探しを協力するという類の前向きな営業文句の一言もすらすら出てくるでしょうに、そのような言葉もない。
 おそらく、核心を突いた質問をしたKさんを警戒したためなのでしょう。

 Kさんは、ほんの6日前まで、E氏と直接連絡ができて誤解が解けたことを感激していました。当時は、美しいT物件の売主であるD社の担当E氏が神のごとく思えてしまっていたものです。

 それが嘘のような状況の激変です。
 売買契約書に住宅ローン条項について、虚偽を書かせようとした最初の仲介会社であるB社のC氏のことを
   “今時そんな(悪徳な)業者がいるのかと驚いた”
と評したE氏。

 しかし、売主でありながら丙地について全く語らないE氏には、不動産業者として、C氏を非難する資格はないのではないか、とKさんは思わずにはいられませんでした。
(続く)

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