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【海外幼児教育&保育】カナダの支援学級で働く経験

こんにちは!
カナダのカレッジで幼児教育を勉強中のNorikoです。

今回はカナダの支援学級で働く経験をしたお話です。

2月末に最後の保育実習が無事に終わりました。6月の卒業式までは幼児教育者の資格が正式に保持できません。ですが、以前から息子の小学校でボランティアしていたことで校長先生から職員募集の面接を受けるように勧められました。びっくりすることに面接がオンラインで10分だったので、正直受かるとは思っていませんでしたが無事に地元の教育委員会に採用されました。幼児教育者での採用でしたが、6月まで書類が揃わないので仮のポジションとしてEA(Educational Assistant)という支援が必要な子供のサポートをするお仕事をすることになりました。

初日からものすごい情報量の学びがありました。

カナダの教育機関はインクルーシブといって支援が必要な子供も普通学級で学びます。そして支援の必要な子供にはEAがつきサポートします。

ただし支援の必要度によっては特別学級もあり、今回はそこでお仕事したお話です。

教室に合流する前にファイルを渡されて、まずは生徒についてのセーフティープランを読むことから始まりました。各生徒の特徴や教育的ゴール、緊急事プランなどが書かれていました。その後、教室に入りスタッフや先生に自己紹介しました。メインの先生からまずは観察してくださいとのことだったのでしばらくは少し子供のサポートをしつつ観察していました。6人の生徒にメインの先生1人、EAが私の他に1人、あとはチャイルド&ユースワーカーというタイトルのスタッフが教室にいました。

授業内容は、アルファベットの書き取り、数やお金の名前の勉強、センサリー(感覚・知覚)遊び、体育館での運動、タブレット学習でした。

EAは各生徒の学力を把握して、生徒が目標やゴールに近づけるように補助する役割でした。生徒の教育的ゴールはさまざまですが主には、

グループアクティビティに参加する(他生徒に挨拶したり、自分の番を待つ)
ルーティンを自主的にこなす(カバンから必要なものを机に出し、授業を受ける準備を整える)
先生、スタッフ、他の生徒とコミュニケーションをとる
自己制御のスキルを伸ばす(感情を自力でコントロールする)
短いタスクをこなす(プリント1枚程度の課題を完了する)

などでした。EAは生徒の活動を見守ったり、促したり、感情のコントロール方法を教えたり、トイレのサポート、食事の補助をします。
時には暴れる生徒を安全に対処したりもしますが、それは特別なトレーニングを受けた人のみができることで、生徒が暴れたときはサポートを呼んだりもします。

毎日すごい情報量の学びがあって大変ですが、カナダの学校で働くことを目標としてカレッジの勉強を頑張ってきたので充実しています。幼児教育の現場でもグレーゾーンと呼ばれる子供と接する機会がたくさんあると思うので、この経験は将来役に立つと思っています。

まだまだたくさん経験したことをシェアーできるように頑張るので引き続き応援よろしくお願いします。


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