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就職が決まらないという怖さ

友人と就職難がどれだけだったかを話す機会があった。

私自身“女の子はいらないから”と電話を切られ続けたことを思い出す。“女子の就職難”と言われるより前の時代。

たくさんの“NO”を受ける。

自分には価値がないのだと思ってしまう。

性別なんて自分には関係ないじゃないか。

子どもの頃からよく言われていた“女の子なんだから”って。そんな私の性質はお構いなしの、女はNO…

怖い怖い日々を過ごした。

どうしたらいいかわからない。

泣き言を言うわけにもいかない。

一番怖かったのは“みんな就職先が決まっている”のに、自分だけ決まっていないということだった。

みんなから外れる怖さ…


その経験が、自分の今の意図のベースになっている。

そして、まことしやかに囁かれている“アフターコロナ”という危機に向けて、自分にはなにができるのか。私自身がなにをしたいのかを見直しているところ。

“なにもしないわけには行かない”とか“何かしなくちゃ”なところからスタートしがちな自分も受け止めつつ。

単純に、みんなで豊かに楽しく生きていける方法を模索していきたいのだ。

“生きていけるんなら、就職なんてしなくていいと思うよ”と、言ったことがあるくせに、手放すことは怖い。貯蓄も年金も家もないと不安。

就職していないと、それらが手に入らない(&失くしてしまう)という怖さがある。

私は、江戸の長屋暮らしのような社会をつくりたいだけなのだ。もしくは地域通貨で、労力を循環できたら…