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最後のパックツアー Hanoi, Vietnam

大阪、とある旅行会社にて。
Expediaも、Booking.comも、Skyscannerも、そこまでメジャーでなかった時代。今では使いまくる私も、その当時海外旅行に行きたければまず旅行会社へ赴いてパンフレットを眺め、観光プランやら予算やら、自分に最も見合ったものを選ぶものだと思っていた。

そのときも、高校時代からの友人と、店頭で唸っていた。
どこか海外へ出かけたい気持ちはあるにもかかわらず、旅行会社がオススメしてくるプランは今ひとつ決め手に欠け、かなりの時間が経過してしまっていた。


優柔不断なうちらに、カウンター越しのお姉さんも疲労の色が見え隠れ。


「ベトナム…ハノイとかどうでしょうかね、世界遺産のハロン湾とかいいと思いまふ

うちらとて疲労困憊、

じゃあそうする?


やっとこさ決めたハノイに、思い入れもへったくれもあらしまへん。

であるからして、
ここ行きたい!あれやりたい!といった強欲詰め込みツアーからはいい具合に解き放たれたゆるゆる旅と相成りました。




「朝だ!生です旅サラダ」だったと思うが、行くことを決めた直後にハノイの回があり、紹介されていたレストランを早速メモ。


Quán Ăn Ngon

本場の生春巻きを食す。
観光客向けでジモティーは来るはずもないとこかも知れんけど、素直においしかった。

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St. Joseph’s Cathedralへは、ベトナムバイクの洗礼を浴びながら訪れた。

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斜陽の中に佇む教会はとても美しかったが、残念ながら中には入れず。夕方で御覧の通り閉まったあとだったので。
あっだから、交通渋滞ひどかったのか…



世界遺産、ハロン湾。

確かクルーズ船内、うちら女子二人組と、どっかの商工会議所だったか定年後の慰安旅行だったか”関西のおっちゃん”グループだけだったような。さすが関西の旅行会社で決めただけあるわ。
”333”(バーバーバー)というベトナムビールか、追加のお料理を奢ってもらったと思う。

彼らからすると、女子だけで海外旅行を楽しむ光景が珍しかったのか。
若い女性に声かけたかっただけなのか。”海外マジック”も手伝って。


「えーいいんですかぁ?ありがとうございますぅ♪」


と、当時30代前半だったうちらは、日系企業の職場で培った”女子力”を遺憾なく発揮しておいた。


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同じ年のグアム旅行をふいに思い出し、芋づる式にこの旅も思い出す羽目になったのだが、

もうきっと、他人任せの旅をすることはなかろうなぁと懐かしむ。
いやしかし2月にグアム行って数ヶ月もせずにハノイって、相変わらずの落ち着きのなさに微笑も浮かぶ。




名作「ティファニーで朝食を」ではないけれど、
ホアンキエム湖畔でベトナムコーヒーを。

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※2013年4月〜5月のおはなし。



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