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flight delayと腹痛のはざまで Ho Chi Minh City, Vietnam

このときのホーチミンは最低だったのだ。

相方さんは日本から、私はマレーシアからホーチミンへ飛び、現地で落ち合う計画。が、私が乗る予定だったAir Asiaがdelay。LCC、特にマレーシアに住み始め周辺国へと飛び回るようになってから初めて経験する大幅delay。

待っても待っても搭乗ゲートが開かない。

搭乗予定時刻を過ぎても、電光掲示板の表示変わらず。

そのうち、「これでお食事でも」と即席のクーポンが渡される。


まじでっか?今10pmですけど。こっからまだどんだけ待たないかんのや。


気ままな一人旅なら全然OK、うぇーいdelay event発生中~とかって楽しめたと思うけど、今回は違う。
ツレが現地で泣きそうな顔して待ってるのです。

何せこの人、ほとんど英語ができんくせに海外旅行にドハマり中(私が連れ回したとも言う)。しまいにはANAのDIA修行、始めました。
そんな人が、言葉もわからん異国の地(しかも空港)にぽつねんと放置プレイ…自分より先もしくはすぐ後に来るはずの(もーどっちだったか忘れた)、多少は英語ができる人を頼りにしてきたのに…そのうち始まるタクシー運転手の「お兄さん乗ってかなーい?」攻撃、いつ待ち人が現れるのかわからない不安…





私は私で、本来の搭乗時刻から4、5時間後、delayしまくった機材に漸く乗り込み、ホーチミンへ向かう。空港に着いて顔を合わせたとき、



めちゃくちゃキレられました。



いや、気持ちわかるけどさ、うちのせいちゃうし。どないせーっちゅうねん。(TT)
しかもこのとき、先週ひとりで行ったばかりのスリランカで食べた何かにあたったらしく、帰国直後から激しくお腹を壊していた。初めてマレーシアの病院に行き薬を処方してもらわんといかんくらい、体内からいろんなものが流出して止まらない。翌週にホーチミン行きを予定していたこともあって、少々の頭痛や発熱なら自宅でしっかり休養、(海外の)薬はできる限り飲まない、がモットーの私でも、病院行きに踏み切ったのだった。



そんなぐちゃぐちゃな体調でも、最終日には333ってベトナムのビールを飲めるまで回復するっていうねー。フォーとか、やさしい風味の料理が効いたのかも知れない。

相方さんは都度都度チクチク、「ホーチミンにはリベンジに行くからな!」と言って聞かない。



※2018年7月のおはなし。

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