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【沼注意】Special Favorite Musicとかいうバンドwwwwww

1: 名無し 2020/05/20(木) 23:42
ID:SFM07to03
このバンド、マジ半端ないよな?????


…ということで、ちょっとネットスレ風のタイトルにしてみたかった。(笑)

Special Favorite Music(以降SFM)は、わたしのお気に入りのバンド。
といっても、ぶっちゃけ、めちゃくちゃ新規ファン。(笑)
だけど、自分にとって色んな意味で大切なバンドだから、推しへの想いを語ります。愛が重すぎて長いです。2つに分けてあげればよかったのにー。(他人事)

SFMは現在ギターボーカル、ベース、ドラムの男性3人で活動しているバンド。
音楽のジャンルとか棲み分けとか、よく分からないけど…SFMは世間一般的に連想するロック!というより、もっとポップで…オシャレな感じで…。(語彙力と音楽力の欠如)

聴けば分かる。Apple MusicなりSpotifyなりYouTubeなりで聴いてください。(紹介する気あるんか?そこに愛はあるんか?)

実はSFMは、かつては男女ツインボーカルで、サックスやバイオリンなんかも居る大所帯バンドだった。管弦楽器の音、女性ボーカルの柔らかくてノスタルジックな歌声。華やかで、優しく、満ちたりた多幸感のあるサウンドが特徴的だった。「洒落てるヤツらだけ聴け!」みたいなことではなく、学生も社会人も聴いて口ずさめる、どこか牧歌的な雰囲気もある。(田舎くさい、垢抜けないとかそういう意味じゃないし、ディスってる訳じゃない…)

そんな大所帯SFMから、複数メンバーの脱退が発表されたのは、2019年の秋だった。
それまでのSFMを彩っていた女性ボーカルや、管楽器、バイオリンのメンバーが一気にごっそり抜けてしまったのだ。
それは、彼らの最大のアイデンティティが失われたように映り、ファンにとっては「もうあの多幸感を味わうことはできない」という現実を突きつけられたショッキングな出来事だったに違いない。

わたしもそのひとりだった。もっと早くSFMに出会ってライブにたくさん行きたかったと何度も思った。「推しは推せるうちに推せ」とはよく言ったもので、そろそろ「後悔先に立たず」に成り代わることわざになっても良いと思う。SFMのメンバー脱退発表は、無防備なわたしを無重力の何もない真っ暗な宇宙空間へと放り出し、わたしは「一体どこに流れ着くのだろう?」という不安と共に、その宇宙をふわふわ漂うしかなかった。

しかし、最大のアイデンティティを失ってまでも、残った彼ら(現体制メンバー)は解散を選ばず、Special Favorite Musicという名を残し、これからも音楽を創っていくという決断をしている。
この事実がわたしにとっては一筋の希望のようなものだったし、残された3人のメンバーに望みを託して、彼らの再始動を待ち、宇宙を漂い続けた。(重い女)

2020年10月、長い沈黙を経て、現体制SFM初となるシングル『Halation』がリリースされた。真っ暗闇な宇宙空間に小さな惑星がぽつんと誕生した日だ。(最高にダサい例え表現しか持たない女)

正直に言うと、期待よりも不安の方が大きかった。「3人体制の曲、良いけど…やっぱりかつてのSFMには敵わないなぁ。」と思ってしまう未来を想像しては、「ファン失格だ…」と自分を責める。そんな不安定な気持ちを抱えながら、覚悟を持って再生ボタンを押した。

結果は、フルスライディング土下座。
新生SFM、めちゃくちゃええ、、、
彼らを100%信じて待つことが出来ず、疑い、否定し、勝手に落ち込んでいた自分を殴りたくなったし、彼らには心の中で何時間も土下座をした。

『Halation』はミニマムな体制になったからこそ、創り出されたような、過去作とは一線を画すシングルだった。これまでの色んな楽器が混ざり合うサウンドから一転、ベースやドラムが際立つ、シンプルで洗練された、スッキリしているんだけど、立体感のあるサウンド…。(迫り来る語彙力と音楽力の限界。ぜひ検索して聴いてください。)

「3人になってしまった苦肉の策」というギリギリさは一切ない。それどころか、身軽になった身体で音楽が自由に宇宙を泳いでいる。全音から今のSFMを楽しんでいる、面白がっている、そんな空気感が伝わる。曲も、今までのポップで牧歌的なイメージとは違い、よりタイトで、ちょっとミステリアスで、思わず惹き込まれる感じ。

また、現体制SFMの3作目シングル『Magic Hour』は、大所帯時代の代表曲をセルフカバーしたものだ。かつての牧歌的なSFMを好んだファンを決して置いていかない、過去を切り捨てないSFM。ますます推せる。しかもまた、3人体制の『Magic Hour』も最高に良い。良すぎて泣けてくる。大所帯時代のも、現体制のも、どっちも本当に良い。この曲は変わらずそこに居てくれる、実家みたいな安心感をくれる。

そんな調子で現体制SFMからシングルが発表されるたびに、わたしは彼らの才能にただただひれ伏し、SFMという名を生かし続けてくれることに感謝をし、推しがいる生活を続けられている。彼らを見ていると、何かを失うことが必ずしもマイナスな、ネガティブな事象ではないということを実感させられる。たとえそれが、自身のアイデンティティとなっているぐらい重要なものであったとしても、失うことで他に見えるものがきっとある。彼らが創造するたびに、そのことをわたしたちに証明してくれている。「失っても大丈夫だ」と信じる力をくれる。

と言いながらも、わたしは今日も「会社を辞めるかどうか」決められずにいる。(笑)なかなか今の生活を失うのは怖いものだ。だけど、もし「辞める!」という決断に至ったとしても、彼らの音楽が続く限り、「なんとかなるか」と思えるに違いない。推しは今日もわたしの背中を押してくれている。あぁ、尊い。








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