妹と兄に感謝した話し
妹には子どもが3人いる。女の子3人。
大学を出て就職して早々に結婚した。わたしより5歳歳下の妹。
孫の顔が見たいなんて言われた事はない。結婚しろとも言われた事がない。
でもなんとなーくの圧を感じた。
妹に先に結婚されたとか焦りもなくて。シスコンの自分は、妹に嫁に行かれた事がただただ悲しくて、貴女はまだ若いんだから、上手く行かなかったら即離婚して、戻ってきたっていいんだからね。
縁起でもない事を言った。いやそれくらい悲しかった。
初孫は可愛くて、初姪は可愛くて可愛くて。子ども嫌いの自分に、赤ちゃんを可愛いいと思う気持ちが湧いた事に驚いた。
まあ、シスコンだし。妹の子どもだったからだと思う。初孫だし初姪っ子だし、出産の時はみんなで病院へ行った。なかなか産まれなくて、帰っていいから〜という呆れた妹の言葉に、父も母もわたしも帰宅して数時間後に産まれた赤ちゃん。
可愛い可愛いで接していたけど、当の妹は初めての子どもに戸惑い疲れ、後々わかるのだけれど、発達障がいで夜なかなか寝ない・ベビーカー乗らない・手を繋がない・色々大変な子だった。
育ててる親の気持ちも知らず、ただ可愛がればいいという叔母の立場で、可愛い可愛いと可愛がっていたけれど、ある時
姪か甥が欲しいなあ
妹がポツリと言った。多分親の立場ではなく、可愛がりたい存在が欲しかったんだろうと思う。
親は子を育てていかなければならない責任がある。イライラしたり理不尽だなと思う事だってたくさん日々あると思う。でも、叔母の立場は、四六時中一緒に居る訳でもないし、注意したくもない叱ったり、お世話したりする訳ではない立場だ。
手放しで、ただ可愛いがりたい。
気持ちは分かった。
それから数年後、兄が結婚して数年後に子どもが産まれた。初の甥っ子だった。
うーん…そんなに可愛いと思わなかった。やっぱりシスコンだから?初じゃないから?
妹にとっては初の身内の子どもで、とても喜んでいた。親戚が出来た〜と喜んでいた。
そうだね。実際自分たちには従兄弟達がいた。
それはお母さんの兄妹達が結婚して、子どもを産んだから出来た存在だ。
親戚付き合いだって、決していいものではないけれど、妹や兄にとっては、面倒な物ではなかったのだろうと思う。だからこそ欲したのだと思う。
自分が結婚しないのは、相手が居ないからで、結婚したくないわけではない。ただ、子どもは欲しいと思った事がなかった。
だから、妹と兄には感謝してる。
父と母に孫を見せてくれてありがとう。
姪と甥という存在を与えてくれてありがとう。
家族を増やしてくれてありがとう。
超絶エゴ的な内容だけど、自分が孤独ではないなあと感じるのは、みんなの存在のお陰と思っている。
ありがとう。
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