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「ライスワーク」と「ライフワーク」

これまで「開業に向けて」と題して私の考え・経験をシェアしてきました。
現在取組み中のものもあるので、そちらは投稿できるタイミングになったらまたどこかでシェアしたいと思います。
過去の関連記事、よかったらご覧ください。

今回は「『ライスワーク』と『ライフワーク』」です

何のために仕事をするか?


ちょっと大げさな見出しになってしまいましたが、独立か勤め人かに限らず、自身が何のために仕事をしているかは、常に確認しておくのがよいと思います。

  • 目指したいキャリアがあるため

  • 家族を養うため

  • 社会に貢献するため

  • 出世するため

などなど。

正解はありません。
あくまで自分の中での答えを持っておく、という趣旨です。

私の中での答え、というか軸としたい考え方として大事にしているのが、「ライスワーク」としての仕事か、それとも「ライフワーク」としての仕事か、という点です。

以下はあくまで私の考え方なので、ご参考までに読んでいただければと思います。

「はたらく」の語源


そもそも「ワーク」、すなわち「はたらく」のもともとの意味はなんでしょうか?

これは「はた」を「らく」にする、というところからきていると言われています。

「はた」というのは「周り」とか「他の人」という意味です。「はたから見て」とか使いますよね。「らく」は「楽」、楽しみ、安心、幸せと言い換えてもいいでしょう。

つまり「はたらく」とは「自分の周りの人たちを幸せにすること」といえます。

もっと言えば、「周りの人のために仕事をすること」が「はたらく」ということです。

「食べるため」か「人生のため」か


「ライスワーク」はライス、すなわち自分が食べていくために働く、という考え方です。

一方「ライフワーク」は、人生を豊かにするために働く、という考え方です。ここでの人生は自分と他人の両方を含みます。

例えば、あなたがレストランに食事に行った時のことを想像してみてください。

対応してくれる店員さんが「ライスワーク」で仕事をしていたとすると、あくまで自分の稼ぎのために仕事をするので、時給がいい、拘束時間は少ないほういい、福利厚生が充実してほしい、といった自分軸で働くことになります。

そうすると、接客もなるべく省力化、エネルギー消費も最低限にとどめ、自分の快適さのみを優先しがちです。

そのような人に接客されると「ああ、この人はライスのために働いているんだなぁ」と感じ、せっかくの美味しい料理も楽しさが半減するような気がするのです。

反面、「ライフワーク」で仕事をする人は、他人軸でも働くことになるので、お客様にいかに気持ちよく過ごしていただくかを考えるようになります。

笑顔を絶やさない、身体の不自由な方がいれば積極的にサポートする、丁寧な説明、店内は常に清潔に保っておく、など。

こういう店員さんがいるレストランだと、「客の目線に立って配慮が行き届いている。また食べに来たくなるし、人にも薦めたい」という気持ちになります(レストランですから、当然料理自体のクオリティも大事ですが)。

私はこの「ライフワーク」目線で仕事をしたいです。

他人の立場に立って仕事をすると、私の周囲の人が幸せになりますし、そしてそれは巡り巡って、私自身の幸せになって帰ってきます。「情けは人の為ならず」とはまさにこのことですね。

ビジネスでいえば、お客様は何に困っているのか、改善したいポイントは何か、必要としている専門的知識は何か、自分はそれに対して何を提供できるだろうか、などといったことを常に考え、提供し続けることこそ、「ライフワーク」と言えるでしょう。


皆様は、どのようなスタンスで仕事をされていますでしょうか。
上記は私一個人の考え方ですので、もしよろしければコメントでお考えをシェアいただけるとありがたいです。

~編集後記~
・「IFRS国際会計実務上巻」 EY 第一法規 第3章 財務諸表の開示及び方針
・PMIの実施プロセス 木俣貴光 編著 三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱ 著 
・妻のダンス発表会自主練に同行、ダメ出し(笑)
・陽の射す窓際でぬくぬくする猫

なみ(段ボール)、ウメコ(真ん中)、カツオ(右)


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