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誕生日の音楽〈Birthday Music〉2023.2.26

毎日の誕生日を切り口にして、様々な音楽をご紹介する「誕生日の音楽〈Birthday Music〉」今日も始まります…♪

時々書いていますが、若い頃の私は声楽が苦手で、クラシック音楽に歌が入っているだけで遠ざけていた時期がありました。そんな大学生時代のある日、FMラジオから、透き通った一本の光が差したような歌声が流れてきました。

ボーイソプラノかな? と一瞬思ったのですが、その時に聴いたのが他ならぬ、エマ・カークビー女史の声だったのです。

ちょうど古楽演奏が流行の兆しを見せていた頃で、彼らロンドン古楽アカデミーは、作曲当時の楽器を使っていたので若干ピッチが低く、声楽の場合は、できるだけ声を揺らさずに歌うノンビブラート唱法を旨としていたのです。

★エマ・カークビー(Carolyn Emma Kirkby, 1949.2.26 - )74歳の誕生日。イングランド出身のソプラノ歌手。

”パーセル/夕暮れの讃歌”

その時、FMから流れていたのが、当時リリースされた、ホグウッド、カークビーらによるヘンリー・パーセルのこの劇音楽全集でした。私の声楽アレルギーを取り払ってくれた彼女は、私には大恩人なのです。

こちらに135曲のリストがありますので、お時間のある方、ごゆっくりどうぞ♪

★フランク・ブリッジ(Frank Bridge, 1879.2.26 - 1941.1.10)誕生。イングランドの作曲家、弦楽奏者、指揮者。

“3つの詩”

室内楽と小品に光るものが多いのは、英国の作曲家ならでは…

★アントニーン・レイハ(Antonín Rejcha, 1770.2.26 - 1836.5.28)誕生。

“弦楽四重奏曲 op.48より ラルゴ”

チェコ出身の作曲家。ベートーヴェンと同じ年に生まれ、友人関係にあったということです。

★ラザール・ベルマン(Lazar' Naumovič Berman, 1930.2.26 - 2005.2.6)誕生。旧ソ連出身のロシア人ピアニスト。 

“シューベルト(リスト編)/アヴェ・マリア”

続いて、女性ミュージシャンを2人ご紹介します〜♪

★コリーヌ・ベイリー・レイ(Corinne Bailey Rae, 1979.2.26 - )44歳の誕生日。イングランド出身のシンガー・ソングライター。

”Like A Star”

★エリカ・バドゥ(Erykah Badu, 1971.2.26 - )52歳の誕生日。テキサス州出身のミュージシャン。

”Tyrone” 1997

Fun、The Formatのリードヴォーカルのネイト・ルイス、ダーティ・ループスのジョナ・ニルソンも今日が誕生日です。

★ネイト・ルイス(Nate Ruess, 1982.2.26 - )41歳の誕生日。アイオワ州出身のシンガー・ソングライター。

“Nothing Without Love” 2015

★ジョナ・ニルソン(Jonah Nilsson, 1987.2.26 - )36歳の誕生日。スウェーデン出身のミュージシャン。

“Dirty Loops - Breakdown”

カントリー、ロックンロールの大御所お二人も今日が誕生日です。

★ジョニー・キャッシュ(John R. "Johnny" Cash, 1932.2.26 - 2003.9.12)誕生。アーカンソー州出身のミュージシャン。

”I Walk the Line”

この曲を題名にした彼の伝記映画も作られました。先年「ジョーカー」で話題をさらったホアキン・フェニックスがジョニー役を演じています。

★ファッツ・ドミノ(Fats Domino, 1928.2.26 - 2017.10.24)誕生。ルイジアナ州出身のミュージシャン。

“Blueberry Hill” 1956

国内のミュージシャンでは、ジャズ・ピアノの山下 洋輔氏、サザンオールスターズの桑田さんが誕生日です。

★山下 洋輔(1942.2.26 - )81歳の誕生日。東京都出身のピアニスト、作曲家。

“ボレロ” 2012

★桑田 佳祐(1956.2.26 - )67歳の誕生日。神奈川県出身のミュージシャン。

“明日晴れるかな” 2012

この曲が主題歌だったTVドラマ「プロポーズ大作戦」が大好きだったのです(^^;

ところでみなさん、「東京砂漠」というと何を思い出しますか? クールファイブのあの歌?

実は、この言葉が生まれたのは1964年の東京オリンピックの少し前で、文字通り数年前からの日照りで、首都・東京は大渇水となり、“東京砂漠”と言われるようになったのだそうです。

そこで、当時の建設大臣・河野一郎の旗振りで、14ヶ月の突貫工事を経て14.5キロの武蔵水路が1965年に完成。利根川の水が、江戸時代の瀬替え以来二百数十年振りに、東京に注ぎ込まれることになったのです。

以来、武蔵水路は今でも滔々と水を湛えて、「東京砂漠」を潤しているわけです。決して、都会の風は冷たいとかそういう意味ではなかったんですね。

ちなみに、河野一郎氏とは、現デジタル大臣・河野太郎氏の祖父に当たります。

今日の写真は、そんな利根川と東京を結ぶ武蔵水路の取水口・利根大堰です。数時間後に開催される〈日帰り輪行! KAZOLINGトレインツアー〉ロングコースの目的地の1つでもあるんですよ。

では、ご参加のみなさん、後ほど〜♪

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