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誕生日の音楽〈Birthday Music〉2021.1.27

今朝の写真は、奥武蔵や飯能アルプスの山々を見ながら、越辺川沿いを北上している1枚です。ここは安行桜の名所で、ソメイヨシノより1週間ほど早めに開花するのですが、その頃はイベント再開できているといいなぁ…

今日、1月27日はモーツァルトの誕生日です。

★モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756.1.27 - 1791.12.5)誕生。オーストリアの作曲家。

今でこそ最も尊敬する音楽家はモーツァルトだと胸を張って言えるのですが、実は私、若い頃は全く良さが分からず、単なるやさしい(簡単な)音楽じゃんと思っていたことを告白いたします。

大学生の頃、彼のピアノ協奏曲をまとめて聴く機会があり、それまでいつものように単純に聴こえていた旋律が、突然、“この音”の次に“この音”が来るのは奇跡だ!という思いが天啓のように降ってきて、それ以来彼の凄さが分かるようになったのです。

うまく説明できてないですよね、スミマセン(^^;

モーツァルトのコンチェルトは、折りに触れたくさん聴いてきましたが、現在の心境に最も寄り添ってくれるのは、若い頃書かれたこんな緩徐楽章だったりします…♪

“ピアノ協奏曲第14番 K.449より第2楽章”

モーツァルトの音楽から1曲というと途方に暮れてしまうわけですが、彼の音楽のエッセンスを小宇宙に凝縮したような小品 “ロンド K.485” もお聴きください…♪

”ロンド ニ長調 K.485”

続いて、“スペインのモーツァルト”とも呼ばれるアリアーガも、楽聖と同じ誕生日でした。

★アリアーガ(Juan Crisóstomo Jacobo Antonio de Arriaga y Balzola, 1806.1.27 - 1826.1.17)誕生。

“弦楽四重奏曲第3番”

フランス人ですが、アリアーガと同じく、バスクの血を引く、エドゥアール・ラロも、今日が誕生日です。

★ラロ(Victor Antoine Édouard Lalo, 1823.1.27 - 1892.4.22)誕生。

“スペイン交響曲 ニ短調 op.21”

フランス人ピアニストを上げろと言われたら、フランソワかこの人かと私の音楽体験の大きな部分を占めている、ジャン=フィリップ・コラールも今日が誕生日です。

★ジャン=フィリップ・コラール(Jean-Philippe Collard, 1948.1.27 - )73歳の誕生日。

”モーツァルト/ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K. 271 より第2楽章”

フォーレの演奏をご紹介したいとろですが、今日はアマデウスに敬意を表して、ジュノム・コンチェルトの2楽章をお聴きいただきました。途中で切れているのが残念ですが、彼らしい端正な演奏です。

ブルースの世界から、伝説的なギタリスト、エルモア・ジェイムス!

★エルモア・ジェイムス(Elmore James, 1918.1.27 - 1963.5.24)誕生。ミシシッピ州出身のギタリスト。

”Shake Your Moneymaker”

ジョージ・ハリスンが、間奏部分で“Elmore James got nothing on this, baby”とふざけているビートルズのこの曲を思い出す方も多いでしょうね。

“The Beatles - For You Blue”

楽器は弾かないけど、歌なら任しとけー! という珍しいタイプのブルースマン、ボビー・ブランド!

★ボビー・ブランド(Bobby "Blue" Bland, 1930.1.27 - 2013.6.23)誕生。テネシー州出身のブルース・シンガー。

★トリッキー(Tricky; Adrian Thaws, 1968.1.27 - )53歳の誕生日。イングランドのミュージシャン。

“Hell Is Round the Corner” 2014

得も言われぬ浮遊感にトリップしそうです。

最後に、日本のロックシーンから、コーネリアス(小山田 圭吾)の“MUSIC”で今日はお別れです。

★小山田 圭吾(1969.1.27 - )52歳の誕生日。東京都出身のミュージシャン。

“CORNELIUS - MUSIC”

斬新でありながら、どこか遠い記憶につながっているような不思議な感覚。脳細胞の奥底にある何かの欠片を、軽く揺さぶられているような快感が彼の音楽の魅力です。

では、また明日〜♪

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