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自分の運命と向き合うということ

27歳になりました。
昨年ありがたく注目していただいた投稿に倣って、今年も誕生日の今日、投稿しようと思います。

昨年のnoteはこちらです。

要約するとこんな内容でした。

貧困の中生きていくための実家の牛乳配達手伝いと、Earth Light Project(以降ELP)で夢を叶えるための時間を行き来している。
だからこそ「絶望の中での”夢”の価値」を知っている。夢は生きる希望で、社会の分断は、他者と夢を共有し、仲間となることで越えて行ける。

つまり僕は、貧困という現実から逃げるために、夢を描き続けるのが自分の運命なんだと考えてきました。

しかし今年は、その思考から脱却する、大きな変化の年でした。
①実家の牛乳配達を、社長として継いだこと
②ELPを、一生誇れるボランティアプロジェクトだと確信できたこと
③そして、牛乳配達という現実と、Earth Light ProjectやNPO法人おりがみで追う夢とが、繋がってきたこと

順番にお話しさせてください。

牛乳配達零細企業の、社長に

実家の赤字の牛乳配達を継ぐことにした理由は、この記事に書きました。

要約するとこんな内容です。

僕の人生のテーマは変わらず、ボランティアの可能性を探究し続けること。
しかし、どんなに体が弱っても赤字が続いても、牛乳配達をやめない両親を、どうしても放っておけませんでした。
僕は牛乳配達を責任を持って引き受けながら、自分のテーマである「ボランティアの可能性の探究」と両立できないか、考え始めました。

結局のところ、僕にとっての幸せとは、大好きな人たちに囲まれて、心からワクワクできるプロジェクトに取り組めている環境を手にすることでした。
そう考えると、「お金がなくても、周囲にすごいねと言われなくても、別に良いじゃん」と、やっと心に落とし込まれてきました。

ELPは一生誇れるボランティアプロジェクト

一方で、「ボランティアの可能性の探究」として突き進んできたのがELPです。

宇宙を背景に 炎越しの地球の映像を撮る
新たな「共生社会のシンボル」を若者で掲げ、広げる

昨年の誕生日はクラウドファンディングの真っ只中。
その後も、本当に、山あり谷あり谷あり谷あり谷あり。
ようやく辿り着いた6月の打ち上げでは、炎の点灯に失敗してしまいましたが、息を呑むような光景を撮影することができました。

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ずっと聖火を意識し続けたELPですが、なんと、千葉のパラリンピック聖火リレーの点火セレモニーで上映させていただきました。
(近日中に、公式ウェブサイトでも公開されるらしいので、ご期待ください。超エモい作品に仕上がっています)

ELPは、今度こそ炎を点灯すべく、9月にリベンジする予定です。
(情報はTwitterなどで発信しているので、ぜひフォローしてください)

たった2人から走り始め、気がつけば266名もの若者のネットワークになっていました。
振り返ると、ELPに本当に誇りを持てている自分に気づきます。
この仲間や経験は、一生誇れると思う。
貧困の中に居たとしても、夢に挑戦して幸せを見つけることはできる。


牛乳配達という現実と、ELPやNPO法人おりがみで追う夢が繋がってきた

貧困という現実に、夢を見ることでなんとか耐えてきた。夢と現実の二者択一の狭間で戦っていると思っていました。

しかし今年は、「現実と夢が統合しはじめた」一年でした。
牛乳配達の会社を継ぐしかない現実を直視したからこそ、顔が見える事業の中で地域のディープな課題に気づく。夢として追っていた「ボランティアの可能性」が、事業に活かせると気づく。同時に、ELPの夢を形にする中で、牛乳配達で培った我慢強さが自分を支える。

想像もできないくらい大きな夢を描いて、関連性が全く見えないくらいに小さな経験を積み重ねながら、目の前の人と向き合い続けてきた自分の人生。
だからこそ徹底してきたのは、プロジェクトの中で、自分がほっとけない全ての人を引き連れて、たくさんぶつかりながら、共生していくことでした。

この、大きな夢と小さな課題を結びつけていく僕の動き方と、牛乳配達&ボランティアという組み合わせは、案外マッチすると気づいたのが、この一年なのです。

自分の運命と必死に向き合い続けて、知らないうちに、隣に心強い仲間がいた。
7年続けてきた学生団体おりがみの代表も、とても清々しい気持ちで引退し、後輩に引き継ぐことができました。


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この1年の中で、ポジティブなこともあれば、ネガティブなこともありました。
泣くほど辛いこともあったし、お腹を抱えて笑うこともあったし、もうダメかもしれないと絶望したこともあったし、心の芯から込み上げていく喜びに身を震わせることもありました。

ようやく自分の運命と正面から向き合う準備が整った今、全てを総括して、言えること。
それは、今、とても幸せであるということです。

こんな僕を、これまで育ててくれたみなさん、ありがとうございました。
27歳になった都築も、どうぞよろしくお願いします!!

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