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今どきの管理職に求められていること

管理職の役割が管理する人から先導する人へと変わってきたと感じていましたが、さらにその役割は変わりつつあると思うので、今回はそんな変化について感じたお話しです。

管理職はマネージャーとかリーダーとか言われているし、両方の役割を持たなくてはいけないとも言われています。

その辺りは様々なビジネス書に書かれていると思うので、そちらをご覧いただきたいと思いますが、最近はこれに加えて、ちょっと違う要素が求められているのではないかと感じています。

違う要素とは何か?それは相手(部下)を信頼し、敬意を払い、きちんとコミュニケーションをとる事、それを管理職者から率先して正しく行うことだと考えています。ポイントは管理職者から率先して行う点でです。

これまでも信頼することや敬意を払うこと、そしてコミュニケーションをとることは当たり前にやっていると思われるかもしれませんが、それって部下からの尊敬や畏怖が前提条件となる”言うことを聞く環境”が出来上がった上でのコミュニケーションではなかったでしょうか?

ここ何年か、昔なら問題にならなかったような事が問題として取り上げられるようになったと感じていますが、これも前提条件が変わっていると考えれば納得できる事があります。

これは上司も部下も同じ人間であり、それぞれに強みも弱みも持っていると認識できる世の中になってきたからではないかとも感じています。

その前提で考えると、管理職に求められるのは、お互いが信頼し協力して目標を達成するネットワークの構築と醸成だと考えています。

では、どうすればそんなネットワークが築けるのか?前提となる条件って具体的になんなのか?以下私の考える前提条件です。

安心・安全な環境であること
約束を守ること
誠意ある行動をとること
素直な態度を示すこと
思慮深くあること
決断をすること

この条件を考慮して、もう少し細かく管理職の役割を定義すると、
メンバーのことを思い、組織の事を考え、信頼して敬意を払い、常に先陣に立ってチームとして結果を出すために行動する。
築き上げたものを守るために誠意を示し、献身的に活動して、時には厳しい決断をする。
こんな感じになると思っています。

そして、改めて考えるまでもなく、この求められているものは一言で表すと、コーチングです。管理職はマネージャーでありリーダーでありコーチであるというのが、今どきの管理職に求められていることだと思います。

ただし、コーチは直接かかわらないからこそ、試合に出ないからこそ、異なる視点を提供できるとも考えています。その点では管理職は先陣にたって行動する、試合の真っただ中にいるため、コーチとしての役割が不十分になる事が想定されます。

私の考える理想的な管理職はマネージャーでありリーダーでありコーチであり、さらに管理職を支援するコーチがそばにいる事です。管理職のあり方として参考になれば幸いです。


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