出社しないで仕事をする
半ば強制的な在宅勤務となった方も多くいらっしゃると思います。テレワーク、リモートワーク、eワーク、様々な名称でこの勤務形態が推進され、導入されているかと思います。そしてそれができない職種、職業の方々がいることも、改めて考慮すべき事なのかと思います。
そんな在宅勤務ですが、この様な状況になる何年も前に会社の仕組みとして取り入れられるか、検討して実際に経験しました。前職の頃です。
私が在宅勤務を行った理由は子どもたちと過ごすためだったのですが、その時に一番感じた困った事、在宅勤務=「出社しないで仕事ができる」について書きたいと思います。
それは、時間と場所が自由になる働き方!
前提条件として、当時、私以外は通常勤務(職場もお客様も)だったので今の状況と少し違いますが、ご了承ください。
一番困った事
それは就業時間に従って、家事と仕事を両立するのは困難だった事です。
通勤時間がなくなり、朝も夜も余裕は出来たものの、それで家事ができる時間が捻出できるかと言うとそんな事はなく、時間に追われた感じがしました。もちろん会社に行くよりは楽ではあるのですが、厳しかったですね。
子どもは待ってくれない、いや手伝ってくれるし、わがままを言うわけではないけど、子どもの時間の使い方と私の時間の使い方は根本的に相いれないので、折り合いをつけるのが難しい。
そんな訳で、途中で見直しを行い、時間の使い方を少し変えて業務を行いました。
基本は9時出社の17時30分退社ですが(会社行かないので、着席と離席??)、管理職である立場とフレックスを自由に使い、コアタイムは業務するけど、それ以外の時間は場合によると言うスタイルにしました。
例えば朝は11時まで家事(お昼の準備までやっとく)、夕方は16時から夕飯やお風呂の準備で20時くらいから仕事再開!みたいな感じです。
これは、もっと進めて、成果が出るなら勤務時間なんてどうでも良いと割り切れる事が必要になると感じた点でもあります。
そんな経験の私が考える、出社しないで仕事ができるために、こんな働き方が必要ではないかと言う内容は次の2点です。
勤務時間に縛られない業務形態で成果を見える化
これは会社毎に様々な考えがあると思いますが、時間に縛られる形態を止めてはどうでしょうと言うものです。
その場合、業務の成果を正しく可視化できる仕組みの構築が必要で、難しいとも思っています。根本的に変えなきゃいけないところも多いでしょう。ですが、そうしないと目の届かない所で働いている人を管理監督しなきゃなんて無駄な事に労力が割かれる事になります。
また、公私を分けることの難しさも付いてくると思います。個人的には24時間働けますか?って世代なので気にしたことないのですが、メリハリがなくなると何時迄も仕事してしまう事も懸念されます。極端ですが公私分ける必要あるの?が私の考えだったりしますが別の話ですね。
時間差がある事を前提としたコミュニケーション手段の確立
これも答えがある訳ではありません。と言うか誰か教えてください。
勤務時間に縛られないとなると、個々の好きな時間に仕事して成果を出すことになりますが、1人で完結する仕事なんてありません。チームで動く事が前提であると思います。
その場合、勤務時間を自由に出来たとしても、コミュニケーションのために時間が縛られる事になります。実際に会議の時間や打ち合わせの時間に合わせる事が必要で、リアルと変わらないと感じます。
それでも、移動の必要は無いし、オンラインで顔も見えて資料も共有できるのだから、それくらい不便じゃないと思われるでしょう。いくつかの会議はリアルタイムでの実施が必須だとも思います。
ですが、大部分のコミュニケーションを時間差がある事を前提として考えられるともっと自由に働けるのではないでしょうか。
オンラインにする事でいつでも繋がる環境が実現できてますが、そこに縛られて常にリアルタイムコミュニケーションを強要されるのは違うと感じています。
以前の在宅勤務中も家にいるんだから常につかまるだろうと思われていたのでは無いかと感じていました。顔や様子が見えれば忙しそうとか思えるところが情報が少ないために、そうならない。なんなら出社している時よりも拘束されている感じがしていました。
時間差でのコミュニケーションは、非同期であるメールや掲示板などの運用が考えられますが、それではスピードが足りないとも感じます。Slack、LINE WORKS、Microsoft Teams、Avaya Spacesのようなチャットといよりもコラボレーションツールが期待に応えてくれそうで可能性を感じています。もしくは要点だけ動画配信しれくれれば...
まとめ
時間に縛られず、場所にも縛られずに業務ができれば生産性はかなり上がると考えています。そのために必要な成果の可視化とコミュニケーションの考え方について、一つの参考になれば幸いです。具体的な答えでは無い点はごめんなさい。
また念のため、ここで書いた時間と場所から解放されるためのコミュニケーションの考えと、リーダーが実践するコミュニケーションとは異なる視点で書いておりますので、ご注意ください。
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