弟の彼女の自慢話しかしない母親が辛い


私は見たことがないけど弟の彼女はとても美人で可愛くてスレンダーで今年新卒で正社員としてとある総合病院の食堂で働いてるらしい。

弟は高専卒業なので彼女さんより2年早く二十歳という若さでとある電力会社で正社員として働いてる。

この時点で母親にいまだにクドクドとネチネチと言われてることが私は言い訳がましいけど就職氷河期の時期の第二新卒で世間より一年遅れて社会人と。私も私で大学卒業と同時に就職できなかったショックは未だに覚えてる。大学卒業式の日に内定が決まってない私は袴姿で就職課に呼ばれたのは今でも惨めな経験だ。

母親は自称負けず嫌いで馬鹿にされたりけなされたりすると見返すために努力してきたらしい。例えば容姿を貶なされたら一日ガムしか食べずにダイエットをして痩せたボディを手に入れたらしい。

恐らく母親の会話の節々にこれらが出てくるので私への育て方は「貶す」であった。

私は幼稚園ぐらいの時から「あんたはブサイクだ」「太っている」「馬鹿だ」と母親に言われ続けてきた。

今思うと小学校に入る前から自己肯定力の根っこからの養分が行き渡らない育てられ方をされてる。

しかし躾で顔を叩かれたり物を投げられた経験は沢山ありヒステリック気味な母ではあったけど衣食住が普通に出来た家庭だったので虐待やネグレクトまではいかなかった。ただ私が大人になってから耳にした言葉の「毒親」には該当する人ではあった。

私は私で後悔しているのが母親に「ブサイク」「デブ」「バカ」「お前は何も出来ない」と言われ続けられたのでその通り自分は惨めで酷いんだと思ってどうせ私はブサイクだしデブだしと諦めて容姿の醜さにブーストをかけるような生活と考え方のまま大人になった。

2018年頃にYou Tubeでメンタリスト DaiGoさんの動画に出会い自己肯定力の上げ方やネガティブバイアスの改善方法や毒親の心理について習い社会人となり幾年でやっと「母親」だけの思考の世界から精神的に脱出できた。

(完全とは言い切れないので夜中に母親とのあれこれを思い出し過呼吸になりかける事もしばしばある)


しかし母親は私の歳の離れた弟にはとても優しく、弟が何するにも肯定し褒めていた。正直羨ましかった。私は何をしても何を言っても否定的な言葉しか返ってこないのに。

昔、高校時代の家出少女でセフレの数が多いことで自慢してた不良の同級生が言ってた言葉を私の弟と母親の関係性を見るたびに思い出す。

「母親も女だから娘よりも息子が好き」

その同級生の母親はその子の面倒は全く見ずにお兄さんばかり構っていたらしい。だからその子はいつも家に帰りたくないと言いセフレ相手の家を転々としていた。

母親は私への貶しと悪口でストレス解消してたのか私に対して何を言ってもいいといった家庭環境だった。母親と弟は私の悪口をしょっちゅう言ってた。とても悔しかった。一人暮らしを始めてやっと上手く呼吸が出来た気がした。

私は社会人となり、母親がいなくても生きていける生活費を手に入れる術を知ったからか大人になってから反抗するようになった。今思うと10代は反抗してなかったな…。

この私が反抗する発端となるのがいつも弟の彼女のことだ。

私は弟が誰と付き合ってようがどうでもいいし個人間の自由だしまず弟とも10年ぐらい口をきいてないのに私と母親が二人きりになると母親は必ず弟の彼女の話をする。

そして私と比べてその彼女さんより私があれもこれもそれも劣ってると貶してくる。更に歳の離れた弟の彼女なので「若い」のだ。

私にだって若い頃があったけど今、若さまで比べられるとどうしようもない。母親はなんで弟の彼女を使って私にマウントをとってくるのだろう…。


しかし、そんな母親でも弟とその彼女が同棲したことにより弟の給料全てが彼女との生活や趣味に充てられる。

母親も弟がいないと一人の寂しいお金のないおばあちゃんだ。

だから最近こそまだ弟の彼女を話ばかりするが私に対しての当たりが柔らかくなった。




でも、もう遅い。

それは弟がいなくなったから私に縋りをチェンジしてるだけだ。

私は母親に対してずっと貶されて育てられたので母親に対して本当に情がない。母親が亡くなった時に揺れ動いてしまうのか…。正直わからない。でも今は母親に対して非道な気持ちなので入院することがあっても「そっか…めんどくさいな…」って気持ちになりそうだ。

ここまで私を育ててくれた事には勿論感謝しているが情が芽生えないのだ。

私はそんなにも母親が弟の彼女を可愛がり愛情を注ぎ、会話中に何度も弟の彼女の話しかしないならもういっそその3人で暮らしてくれないかな~って願ってる。

私のことは忘れてほしい。

今更母親の気が変わってももう私は母親に対する情はない。


過去の私は確かに母親に愛されたくてた母親からのたった一言の「○○ちゃんは本当にすごいね!」が欲しかった少女だった。


今でもそれは正直に思う。

たった一言、私だけを見て、私だけを褒めてくれるそんな母親。

そんな母親って私にとってはフィクションの世界だ。

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