[上野]世界13カ国の羊料理【シノバズブルワリーひつじあいす】1日限りの羊偏愛フレンチコース
今日の美味しいお酒とお料理の素敵な相性を楽しめるお店レポート!
上野や上野御徒町、上野広小路駅、湯島から徒歩圏内、不忍通り一本裏路地にある仲町通り
クラフトビールの醸造所も併設の世界13カ国の羊料理が楽しめる
【シノバズブルワリーひつじあいす】に行ってきました!
羊を丸ごと愛すだから「ひつじあいす」
ラム肉とクラフトビールだなんて、私の2大愛するものなので入口からテンション爆上がり!
醸造設備を見ながら楽しめるオープンキッチンのある1階は26席
半個室と完全個室のある2階は46席
目的に合わせて利用できる店舗です。
この度、1日限定の「本州初!幻の北海道・厚真町羊 偏愛フェア」の羊づくしのフレンチコースペアリングコース(税込11,000円)の初めて本州で食されるメディア取材に参加させていただきました!
実はヘルシー!注目の食品!羊!
羊料理と言えば、他のお肉に比べて癖がありそうなイメージがあったり、まだまだ日々の生活では身近存在ではないかもしれません。
実は近年、羊という食材は健康や美容効果が高いことで注目を集めています。
調べてみると、血圧を下げ、動脈硬化や血栓予防、悪玉コレステロールを減らす不飽和脂肪酸やビタミン、ミネラルや必須アミノ酸が豊富。
また実は低カロリーで脂肪燃焼効果が高いことで美容、ダイエット、疲労回復にも最適だそうで、特に私くらいの世代の女性にはおすすめだとか!
宗教に関係なく世界中で食べられる羊料理であることから、店舗では様々な国の羊料理を様々な部位で食べられます。
厚真町の山田さんの羊
羊が好きすぎて、国内外の生産者を訪ね探し出した「羊偏愛」のオーナーが最期に辿り着いたのが北海道産の羊。
道央南部に位置する厚真町の羊肉生産者山田忠男さんの年に4頭しか生産されない希少なホゲットやマトンを使ったコースを頂く前に、生産者の想いや命を頂くことへのお話をしていただきました。
通常は地元でのみ消費される貴重な山田さんの羊の特徴は、ストレスのない環境で、餌に南瓜、米糠、古米などを加えて飼育されています。
1頭ずつに名前を付けて、愛情をたっぷりかけて育てているお話をお伺いすると、命をまるごと頂くことへの様々な想いが沸き上がります。
そして美味しく感謝を込めて頂こうという気持ちになります。
ラム、マトンだけじゃない!希少な生育時期「ホゲット」
今回は貴重な「ホゲット」の時期のものも頂きました。
ラム、ホゲット、マトンの時期の違いですが、年齢を乳歯や永久歯の本数で判別する方法や、生後の年数で名前が変わります。
種類によっても異なりますが、一般的に若いラムのほうが柔らかで食べやすく、マトンは歯ごたえや独特の風味を楽しむものと言われています。
ホゲットの時期はほぼ見かけない貴重なものですが、両時期のいいとこ取りの思春期と言ったところでしょうか?
アミューズ:「厚真羊のベーコン ひよこ豆のサブレとヨーグルトソース」
自家醸造の「厚真町トリプルレッドラガー」
ウィンナーラガーのスタイル
数種類ブレンドされたホップの香りがさわやかで、ベーコンのスモーキーさと融点の低い羊ならではの脂のやわらかな旨味と相性抜群!
フラッグシップビールのアメリカンペールエールタイプの「ひつじあいす」も試飲できました!
これは1杯めにおすすめなすっきりタイプ!
「スプリングラムのコンソメスープ」
ニュージーランド産のラムチョップの骨300本と様々な香味野菜と煮込んで作ったもの。
化学調味料は不使用で、ほのかな脂の甘味と野菜のコクが豊か。
余韻がとても長い。
こちらはフォンドヴォーのようにいろんなお料理のベースとして活用されます。
「冷製ラムレバーのクリーム仕立て
キャラメルソースの林檎チップス添え」
ビールのスタイルは「バーレーワイン」
つまり麦のビールとも言われる麦汁濃度を高めて造ったアルコール11.6%の濃厚な熟成ビール
まるでアイスクリームのような臭みのないラムのレバーのムースと濃厚x濃厚でとても相性がいいです。
そしてキャラメルのホロ苦みとドライ林檎の甘さや散りばめられたカカオが重厚なバーレーワインにアクセントとして加わります。
「幻の厚真羊・ホゲットの食べ比べ3種のロースト(ロース・ウデ・モモ)」
ラムとマトンの間22ヶ月のホゲットという貴重な生育時期の3部位を食べ比べしました。
食感や脂の乗り方、余韻などを楽しめました。
これはなかなかない機会でした!
「厚真町羊のパイ包焼フォアグラ入り エシャロットソース、アスパラガス のソテー」
目にも美しい手の込んだ一皿。
濃厚さや香りを足したフォアグラだけでなく、ほうれん草やキノコのデュクセルの風味や食感
それぞれの触感や旨味が重なります。
付け合わせの北海道の野菜もとてもおいしかったです。
「10種のスパイスで煮込んだ厚真町のマトンの煮込み クスクス添え」
最初に頂いたスープなどで約6時間煮込んでホロホロになったマトン。
山田さんの羊は海外のものに比べて風味や旨味が濃く、みんなが思い浮かべるようなクセや臭みもマトンであってもでなく柔らかいのが特徴。
「新月覚醒スタウト」
アルコール6.5%とややボディのあるロースト感のしっかりとした黒ビールはマトンのコクやジンジャーやクローブ、フェンネルなど10種のスパイス、そしてクスクスの中のレーズンにとても合います。
「新月覚醒スタウト」にはブラジル産のコーヒー豆を副原料としているので、まるで食後にエスプレッソを頂くように香ばしさがデザートにまで合います。
そう、羊づくしのコースは前菜から最後のデザートまで羊!
「ロックフォールチーズのブランマンジェ」
ロックフォールと言えば、フランスの羊乳のブルーチーズ
となるとクセがありそうですが、意外や意外、キャラメリゼしたナッツや黒ビールと合わせるとほのかなクセと塩気がアクセントになる極上のデザートに。
個人的にはバーレーワインとの相性が最高でした!
今回の「幻の厚真羊ホゲットの食べ比べ3種のロースト(ロース・ウデ・モモ)」(税込み2,750円)と「10種のスパイスで煮込んだ厚真町ホゲットの煮込みクスクス添え」(税込2,640円)は単品でも注文できます。
厚真羊がなくなり次第終了ですが、6月末くらいまでなのでぜひぜひ羊とクラフトビール好きは行ってみてくださいね!
シノバズブルワリーひつじあいす
〒110-0005 東京都台東区上野2-10-7
*JR上野駅・御徒町駅*東京メトロ湯島駅より徒歩5分
[日~木、土・祝]12:00〜23:00(L.O22:30)
[金]17:00~23:00(L.O22:30)
ご予約・お問合せ 03-3836-1901
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?