見出し画像

幼なじみ

私には幼稚園からの友人がいる。4人いて、誰かの誕生日には、グループLINEでお祝いを言い合う仲だ。

とは言え、ずっとその仲が続いてきたわけではない。中学校までは同じ学校だったけれど、みんなで同じクラスになったことはないし、高校や大学もバラバラで、連絡が取れなくなった時期もあった。今は自分の家族が出来たり、辿ってきた道も異なる。

でもきっかけは忘れたけれど、また話をするようになった。

この間、その友人の1人の誕生日があった。その誕生日の当日、みんな忘れてしまっていて、時間は21時近くになっていた。すると、友人のBから私に「Aの誕生日って、今日やったっけ?」とLINEが入った。私はスケジュールを即確認。

カレンダーにはAの誕生日のメモを残していた。

そこから慌てて、BにLINEを返信。「今日、Aの誕生日!早くせねば、間に合わん!」と、お互い、グループLINEでAに祝福の言葉を伝えた。

そこから、これまで長く割と健康に、元気で過ごしてきたことをしみじみと語り合った。

何か、分からないけれど、その何気ない会話というか、LINEだけど、そこに幸せをしみじみと感じた。自分の幼いころをお互い知っている友人と、長く付き合ってこれたことも、幸せを感じられた理由なのかも知れない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?