見出し画像

日蝕

僕は窓際に座っていて
ふと、眠りに落ちた
君は僕に話しかけたね
でも、僕は答えられなかった
僕にどうしろというのか
日蝕の下で
太陽の下で
僕たちは落ち込んでゆく

僕は目を閉じたまま
視覚化しようとした
常に膨れ上がってゆく
僕の内なる思弁を
いったい誰が僕に
言ったというのか
僕の自我が破裂するなどと
僕は壊れる
定めなのか?

「あなた、大丈夫?」

僕は自分が
再び輝く未来を
夢見ている
たとえ君が
僕の言葉を信じなくても

ああ、知らないのかい?
時が決して
移り変わることが
なかったように
太陽も決して
移り変わることが
なかったと

記憶せよ
また別の生に
至るまで

記憶せよ
お前はまた別の
ありふれた生に
過ぎない

覚えておいて
お前はまた別の
ありふれた人生を
過ごすのだ


* オリジナルは英語歌詞
http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=5047&cid=44

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?