【GK分析】番外編:直接FKの壁の作り方

 こんにちは。ReneNoricです。みなさんいかがお過ごしでしょうか。僕はよく散歩をするようになりました。散歩しながら音楽やラジオを聴いています。最近よく聞くラジオはニッポン放送の #みちょパラ です。みちょぱの声が非常に聴きやすいのでおすすめです。あとは「藤田ニコルのあしたはにちようび」通称「にこにち」も聴き始めました。ギャルが好きなわけではありません。知らんけど。

 さて今日は「直接FKの時の壁の作り方」という超ニッチな、誰が知りたいんだ!?というテーマですが、まあ書けることはあるので書いていきます。それではいきましょう。


 壁が必要なのは直接ゴールを狙える距離のFK。というわけでまず、ゴール近くでフリーキックを取られる瞬間から壁を作る作業が始まります。ただ、注意しておきたいのは、相手のリスタートです。フリーキックをとったら必ず壁を作ってGKvsキッカーというわけではないので、リスタートを防ぐ対策が必要になります。
 なので、審判が「笛によるリスタート」だと示すまでは壁を作る準備をしてはいけません。必ずその合図が出るまではゴール中央からGKは離れてはいけません。隙を与えるからです。
 無事「笛によるリスタート」という合図が示されたら、壁を作りはじめます。壁が何枚必要になるかは、壁の位置によります。下の図は参考例です。多くても5人から6人くらいですかね。GKは味方に対して指で枚数を指示します。もちろん声でも指示を出しますが、身体を使ったほうがよりわかりやすいでしょう。

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 壁の位置が決まり、枚数も決まったら、位置の調整をします。サッカーの試合を見ていて、GKが壁に指示を出すときに片方のゴールポストにいますよね?あの場面です。あれはポストに寄りかかって休憩しているのではなく、壁の位置を微調整しているのです(知ってます)。

 具体的に何をしているかというと、基準となる味方(大抵手を挙げてる選手)が、ゴールポストとボールを結んだ線に来るように左右の位置の調整を指示しているのです。こうすることで、無駄な位置に壁を置くことなく壁が効率的に機能するようになります。
 ちなみに、チームによっては誰がどこの壁に入るのかも事前に決まっています。というか、僕の高校でも決まってたくらいですからどこもやっているんでしょう。試合前に決めておいたほうが壁を作るときの余計なコミュニケーションがいらないですからね(壁に入りたがらない選手もいますから笑)。あとは壁がジャンプするか否かも事前に決めますね。相手のスカウティングができているならキッカーのタイプによってジャンプするかを変えたりもします。


 というのが、ざっくりとした壁の作り方です。では簡単に具体例を見てみましょう。まずは自陣(GK)からみて左サイド寄りの位置から左利きの相手選手が蹴るようです。(図は適当に作りました)

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 この場合、左端の味方(ここでは2番の選手)がゴールポストとボールを結んだ線上に来るように調整して壁を作ります。左利きのキッカーなのでニア側からボールを巻いて来る心配がほぼない。最低限ニアを抑えられてれば良いのでゴールとポストを結んだラインの外に1枚立てれば良い。なので、2番を基準にしてそこに合わせるように他の壁の選手も並べます。あと、最終ラインの設定は壁の一番低い位置の選手に合わせて(ここでは2番)決めます。

 同じFKの位置でもキッカーが左右に2人いると壁の作り方も変わってきます。

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 先ほどは最低限ニアを守れたらよかったのでゴールとポストを結んだラインの外側に1人立っていればよかったですが、今回は右利きのキッカーも考慮します。よって、左から2番目の選手(ここでは3番)を基準に壁を作ります。これでニア側から右足で巻いてくるシュートもある程度は防げるはずです。


 というのが壁の作り方でした。ざっくり説明しましたが、基本的なところはおさえられたと思います。以上。

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