見出し画像

組織における慣性の法則

こんにちはnoribirdです。今回のテーマは組織における慣性の法則。
慣性の法則は皆さんご存知のあれです。
外部の力が加わらない限りは、一定のスピードで運動し続けるやつです。
で、まぁ考えてみればそうだよねって事なんですが組織にも慣性の法則のような事が起きるというお話です。

組織やチームで仕事をしていると、業務におけるルールが作られます。
それはみんなで共通の目標を達成するために必要なものとして作られます。
大体の場合、ルールは何らかの考えによって作られるのでべき論が適用されル事が多いというのも特徴です。
そして、そのルールが適応された業務は定型のフローを構築していきます。
業務フローが出来上がると、それに合わせた作業の効率化が進みます。
面白いことに関わる人のコミュニケーションまでフローに最適化され習慣となります。

習慣化された業務は人の思考が入る隙間を最小限にしながらも最大の効果が生まれるようになっていきます。
考えなくてもこれまで通りの事をしていれば結果が出るというやつですね。
こういう習慣化されたフローが出来上がると組織としてはかなり強いです。
蓋然性の高い行動が定義されているのでその通りにすればどんどん結果が出ます。しかも誰がやってもある程度同じなので人は多い方が良い。おまけにマネジメントの難度も高くない。といい事だらけです。
この状態が続くと組織を構成するメンバーの画一化が進みます。

では、この組織に変化が求められた時、どうなるでしょう?

僕の経験から考えるとおそらくこんなことが起こります。
1:変化に対しての心理的拒絶(変わりたくない)
2:変化に対しての身体的拒絶(頭ではわかっているのに変われない)
3:以前の習慣への回帰(前と同じ状態になっている)

変化をさせたくて様々な取り組みをすることで一時的な変化は起こりますが、気づくと、前と同じ状況になっている。こんな感じです。

これが組織における慣性の法則です。
では、本当に変化させたい時は、どうすればいいのか?
次はこのテーマを実際の体験も踏まえてまとめてみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?