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不動産ライターの、のりべぇ。第15回です。

1日お休みしました…。本日より再開します。

ライダー(バイク乗り)の方には結構ツラい不動産探し…

 すみません。昨日は1日お休みをいただきました。
 さて、今日の話題はこちら。私は残念ながら二輪免許は持っておりませんが、冬も終われば、ツーリングにはもってこいの季節になりますよね。でも、そんなライダー(バイク乗り)の方にとって、意外と不動産探しは困難だったりします。今日はその辺をお話ししていこうと思います。 

本題の前に、一応確認を。

 ご存知ない方も含めて、ここで二輪車のカテゴリーを確認しましょう。免許のカテゴリーとはやや異なりまして、不動産の場合は主に、「ミニバイク」「バイク」の2種類に分けられます。
 「ミニバイク」の場合、一般的には原動機付自転車を指しますが、中には50ccまで、というケースと、125ccまではミニバイクと指している場合もありますのでご注意ください(現在、原動機付自転車の区分が「排気量→馬力」変更されることが検討されていますので、変更後の件は賃貸時、あるいは(主にマンション)購入時に確認してください)。
 「バイク」の場合、概ね全ての二輪車を指しますが、指定されたバイク置場に原動機付自転車を置くのは、割高なのでもったいないです。また、側車付二輪自動車、いわゆるサイドカーの場合、自動車の駐車場を指定されるケースもあります。ただし、これといった目安はなく、まちまちなので、ケースバイケースでお考えください。

まずは賃貸編。意外と多い「バイクNG」。そんなぁ…

 これ、ライダーの方には本当に切実な話ですよね。とりわけマンション。確かに駐輪スペースも限られていますし、普通二輪車以上のサイズになると、専用の駐輪スペースが必要となり、敷地内に割り当てていないケース、あるんですよね。あっても本当に数台分。賃貸ともなれば、ますますスペースは限られます。
 それでも時々あるのが「バイク?自転車置き場に置いていいよ」なんて言われるケース。嬉しい反面、自転車と一緒というのも…。乱暴な言い方をしますと「自転車が邪魔(笑)」。だいたい、自転車置き場に置かれている自転車って、安くてラフに扱われているものが多いです。高価な自転車を所有している人は、ほぼ室内保管です。一方、100万円か、下手をすればそれ以上の価格のモデルもあるバイク。流石に両車を同じ場所に置くのは気になります。万が一、風で自転車が倒れ、大切なバイクのタンクに自転車のハンドルがボコッ、なんてサイアク。たとえ1センチ、いや、1ミリの傷でもつけられた日には、怒り心頭に発するというもの。精神衛生上、よくありません。先週、あれだけ賃貸物件選びのお話を書いたですが、ライダーの方の場合は「バイクファースト」。物件探しは困難を極めます。結構切実な話です。お気持ち、お察し申し上げます。

つぎは購入編。マンションには「バイク置場」設置が多いのですが…

 じゃあ、分譲マンションの場合はどうなのかと申しますと、バイク置場が設けられているマンションは多いです。特に郊外型の場合(都心の小さな物件だとバイク置場がないことは多いです)は、物件概要を読んでいただければ明記されています。
 ただし、駐輪場・駐車場ほど台数はありません。バイク置場10台、なんて書いてあったらスーパーラッキー(笑)。大抵は10台未満、せいぜい4、5台です。あんまり需要がないのでしょうか?また、小規模マンションの場合、排気量制限が設けられていることもあるので注意が必要です(ホンダのゴールドウイングGL1800とか、BMW K 1600GTLみたいなツーリングモデルは排気量だけじゃなくて車幅もありますしね)。いわゆる「ビッグバイク」ユーザーの方は本当にご苦労されているかと思います。

結論(いや、暴論かも)。ライダーの方には「一戸建て」がおすすめ。でもね…

 結構乱暴な結論ですが、ライダーの方におすすめなのは、案外と一戸建てではないか、というのが個人的な結論です。購入だけでなく、賃貸の一戸建てもありますので、物件探しの際、ぜひご検討ください。ただし、敷地内に駐車スペースを確保できる物件に限ります(時々、擁壁の上に建物、下にカースペース、という物件がありますが、後述の通り、これはおすすめしません)。
 と申しますのも、二輪もやられるんだ、結構。つまり、損壊(いわゆるいたずら)や盗難。損壊は全モデルが対象。盗難は特にヴィンテージモデルですかね(最近のモデルはイモビライザー搭載のため)。私の知人が盗難に遭ってますし、損壊の話も聞いたことがあります。いずれも又聞きではなく、直接関わりがある知人(被害者)から聞いた話です。そしていずれも共通しているのは、「集合住宅の駐輪場」に駐車していたケースです。
 もちろん、一戸建てだから安心、というわけではなく、敷地内でしかも建物に近い場所への駐車が基本(前述のように離れていると、盗難などの危険性が増します)。また、可能であればバイクカバーやバイクシェルターを使い、見えないようにする工夫もぜひ。

探せば実はある!「ライダーフレンドリー」な物件。

 バイク雑誌でも取り上げられることがありますから、ぜひ見つけてください。ライダーフレンドリーな物件。バイク専用ガレージが標準設置されているアパートなんていう、夢のような物件があります。ただし、募集すればすぐに埋まってしまいますので、現在、あるいは今後引っ越しをお考えの方は探してみてくださいね。

平日はできる限り毎日更新してまいります。明日もお楽しみに!

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