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少しのコツにも先達はあらまほしきことなり

え、こんなに楽に結べるん?
ほんのちょっと人に習うだけで、ぐんと上達したり楽になることがある。
僕がちょっと人に習っただけで楽になったこと、それはバルーンアートの風船の口の結び方。

娘の保育園でのイベントがきっかけで、自己流でバルーンアートを始めた。
入門書を買ってひねり始めたら、案外簡単にできた。
動物に花に剣、子どもが喜ぶ形を簡単にひねれる。

でも、一つだけ課題があった。風船の口を結ぶ時に指が痛くなってしまうこと。
風船の口の結び方は入門書にも書いていなくって、自己流だった。
指先に力を入れて頑張ってゴムを伸ばしてえいやっと結ぶ。

一つ二つなら問題ないけれど、何十個もの風船を膨らませて結ばなくてはならない時は、苦労した。
すぐに指が疲れて痛くなるのだ。
そんな時、あるイベントにプロのバルーンパフォーマーがいらっしゃった。

そのパフォーマーは20分のパフォーマンスの間に何十本もの風船をどんどん膨らませてどんどん結んでいた。
それも軽々と。
パフォーマンスがおわったとき、僕はそのパフォーマーに近づいて恐る恐る風船の口の結び方を聞いてみた。

彼は丁寧に教えてくれた。
教えてもらった結び方は力がほとんどいらなかった。格段に早くくくれた。
その上、とても簡単だった。

それまで保育園のイベントでバルーンをするときは「指が限界やから30本限定」としていた。
新しい結び方を習ってからは「100本でもまかせて!」と言えるようになった。
今では毎年地域の夏祭りで200本のバルーンアートを結んでひねっている。

これにはおまけもある。結び方に自信がついたことで人にも教えやすくなったこと。
子ども会の小学生20人にバルーンアートを教えた。全員が膨らませて結ぶところからできるようになった。
実はそこさえクリアすれば、ひねることを覚えるのは簡単なのだ。

おかげで、その年の地域の夏祭りでは、僕は50本だけひねって、あと150本は子どもたちがひねってくれた。
僕の子どもが子ども会を卒業したので、僕は別のブースでバルーンをひねるようになった。
今年の夏祭り、そのブースの手伝いにきてくれたあるパパに、僕はその場でバルーンをレクチャーした。

そのパパもすぐに膨らませて結んでひねれるようになった。
今年の夏祭りは、そのパパと僕で100本ずつバルーンをひねった。
ちょっとのコツを先達に聞くことで、ぐんと上達して楽になり、人にも教えられるようになる。

4/21(日)親子でひねれる!マジックバルーン超入門in吹田


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