見出し画像

俳優が亡くなったらキャラクターも死んでいいのか

この記事の前提3つ
1 『ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー』のネタバレがあります。
2 僕は映画ブラックパンサーも俳優チャドウィック・ボーズマンも好きです。
3 MCUシリーズには触れません(説明が大変だから)

(C)Marvel Studios

不思議な映画を観た。
2時間ずっと俳優のお葬式に参列している気分だった。
『ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー』

ヒーロー映画、ブラックパンサーシリーズの2作目。
1作目で主役のヒーロー「ブラックパンサー」を演じた俳優はチャドウィック・ボーズマン。
彼は続編制作前にご病気で亡くなった。

映画は前作の主人公の死から始まる。
俳優同様にキャラクターも病気で亡くなるのだ。
なんとなくこの映画を観ていると当然のようにそれを受け入れて、俳優の死とヒーローの死に涙する。

だけれども、観終わって我に帰ると不思議な気分になる。
俳優とヒーローのお葬式に出席した気分。
さらに時間が経つとさらなる疑問が出てくる。

俳優が亡くなったって、ヒーローは生きてていいんじゃないか。
映画のストーリー上は、ヒーローが2作目の冒頭で無くなる予定はなかったはず。
ストーリーが前提なら代役にヒーローを引き続き演じてもらうのが普通だろう。

だけれどもこの映画では俳優とヒーローが同一で、それを観客も自然に受け入れる。
それだけ『ブラックパンサー』がいい映画で、ヒーローを演じた俳優が魅力的だったということだろう。
だから余計に不思議な気分になるし、ヒーローが生き続けている続編も観たかった。

スキ「♡」をありがとうございます! 「サポート」はささやかな幸せに使わせてもらいます♪