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寄せ植えのクリスマスイブ待ちわびる

わたしの最初の記憶は4才くらいもの
急に熱を出したわたしを
行きつけの病院に
母が必死で自転車を漕いで
連れてゆく
モノクロのシーン

病院に着いたのに先生は往診中で
誰かがオデコに氷を置いてくれ
母の膝を枕に
長いソファーに寝転んでいたところまで覚えているが
その前後のことは忘れてしままいました
子ども頃何度となく繰り返したことです

そのころこの辺りは水田ばかりで
家はポツンポツンとある小さな村でした

それが昭和50年くらいに市街地区域になると
みるみる水田は埋め立てられて
住宅街になりました

今は土地の値段がどんどん下がっていますが
今度は農業経営の後継ぎがおらず
やはり水田は宅地に変わってゆくばかり

大きなオシャレ家が次々建ってゆきます
仕方がないことだと思いながらも
わずか40年の間の余りの変容に戸惑うときもあります

散歩道でそんな素敵なお庭のを探ししてきた



家も見えないほど大きな木のある家


大きな広葉樹が何本も植えられた
3階建ての豪邸
エントランスに松とつつじを配した
純日本家屋
庭がきれいに作られた洋風の家



外塀中にお花がっ飾られてあるお宅

こんな風に散歩をするときにも
奇麗なお花や木々に逢えるのは楽しいものです
うっとり見ていたら
庭から猫が飛び出してきまして
驚いたのも一瞬
今日は良い日だと思いました

立ち止まって、こちらをふり返ったので
「あなたここの子?ここの子なら朝の見回りが終わったら
はやく帰るんだよ」
と声をかけてみた次第です

理解したのかどうかは知らないけれど
また前を向きゆったりとした足取りで
大通りの方へ消えてしまいました

わたしも前を向いて歩きだします
目的地はおなじでも
辿り着く方法は
数知れぬほどあるものですね

間違ったと思えば
引き返し
また違う道を行けばいいと思うのです
今日は曇り空でさほど気温があらない
止まり、止まりだから
なかなか辿りつきません
運動にもなっていないかもしれません

それでも朝の空気を吸うことを
体とこころが喜んでいます

あとどれくらい生きられるのか分からないけれど
いつもの景色がどんなふうに変わり
人の暮らしがどんなふうになるのか
人間の本質はかわるのか
戦なき世はくるのだろうか
それらを見て
自分はどんなことを思うのだろうか
確かめることは
面白いことだとおもうのです

今日も朝の長い散歩が終わりました
家でメイちゃんが迎えてくれます


キャトタワーはお気にいり♪

ここで一句

白い息吐きながら馳せる未来よ

破調の句ではありますが17音です

今日もお粗末様でした


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#朝散歩
#俳句
#田舎町今昔物語


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