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国歌大観通読男

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国歌大観通読男一気読み
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2022年7月の記事一覧

「国歌大観通読男」#55

「新古今和歌集巻第二春歌下」から「巻第四秋歌上」まで

・(133) なんかやたらに最勝四天王院の障子がこの辺から出てくるのよね。中二心誘う

・(249)や(264)は夏の静けさ側がいいのよな。J-POPにつながるものもあって。残心である

・(280) かつがつ…かつがつ?

・(311) 「ややはださむし」みたいな写実がくると目に留まるな

・(360) 「深山ぢや」のスタートの時点で勝ち

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「国歌大観通読男」#54

「新古今和歌集序」から「巻第一春歌上」まで

・もう序を見た瞬間に漢文の方の序も読んじゃおうかと思ったけど、通読としての面白みがなくなるというマゾヒスティックな理由で仮名の序を先に読む。序文に「なづけて~」とかタイトルのデデーン感出されるの笑っちゃうんだよな

・さすがに名高い新古今和歌集。春歌上の最初の四首の並びに野球の打線の作り方に似たものを感じた

・(84) 総じてバランスがとれているもの

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「国歌大観通読男」#53

「千載和歌集巻第二十神祇歌」から解題まで

・(1159 1156) ちぎって投げたようなインパクトのある下の句に目が行きがちだけどこの上の句は秀逸ですよ

・神祇歌ラストは怒涛の大嘗会ラッシュ。まあ当然といえば当然なのかもしれんけど

・異本歌が2つって少ねえなと思ったら、今までのような異本は存在しないのね。その代わりに基準歌がいくつかあってそれのあるなしで流通されてたものが分類分けされるのがお

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「国歌大観通読男」#52

「千載和歌集巻第十八雑歌下」から「第十九釈教歌」まで

・(1160 1157)「また長い歌はじまったなあ」と思ったけど、与謝野晶子の詩を最近読み始めたせいかリズムが意外と合いましたね

・(1189 1186)「みよとなりけり」って言ってる割にはいい意味で小さいまとまり方をしてくれている

・(1199 1196) 大体琴線に引っかかってくるのは下の句のほうが多いんだけど、これは上の句にハッとさ

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「国歌大観通読男」#51

「千載和歌集巻第十四恋歌四」から「第十七雑歌中」まで

・(912 910) 恋歌を読んでると思ったら禅問答みたいなの出てきた

・(960 957)(961 958) 歌のシチュエーションパート急に長くなったと思ったら清少納言と紫式部が続いててなんかワロタ

・(1136 1133)(1137 1134)「すみぞめのそで」も二連発するけど、それだけのパワーワーだよな

「国歌大観通読男」#50

「千載和歌集巻第十賀歌」から「第十三恋歌三」まで

・この無謀な通読メモも50回を迎えた。ページにして200ページである。壁が高すぎて先は長いとかそういう感想すら沸いてこない

・(646 645)「おもひを人にそめながら」はよき。こういうのを聞きたくて恋歌を読んでいる

・(695 694) 主題とは裏腹の生活感で重ねに来るのどういう神経したら作れるんだろうな

・(796 795) お隣のお姉

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「国歌大観通読男」#49

「千載和歌集巻第七離別歌」から「第九哀傷歌」まで

・(524 523) いや濁音の使い方のクセ強いなこれ…

・(533 532) サンドウィッチマン伊達さんの名ツッコミ「のんきか、みやすのんきか」がぴったり当てはまる逸品

・(556 555) …くす玉? 

・(561 560) 堕ちるとこまで堕ちたって感じですかね。こういうのいいよねやっぱり反復好きだからこっちは

・(571 570)

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「国歌大観通読男」#48

「千載和歌集巻第六冬歌」

・(415 414) 澄んだ感じにアップダウンもあって、この歌でちょっと冬歌の目が覚めた感じ

・(441) 透明感だけでいったらこれが抜群じゃないですか。

・(443) 壊れやすさに持っていくスピードが降ってくる速度とマッチするのよな

・(467) 「すずか山」である必然性を感じるがこれまた説明できない

「国歌大観通読男」#47

「千載和歌集巻第三夏歌」から「第五秋歌下」まで

・(165) この時間軸での時鳥かあ…って感じ

・(256 255) やっぱりたまにこういう〆方する歌が混じってるとほっとするわね

・(352 351) 音の部分で次々と裏切ってくる感じが心地よい

・(354 353) いやこれ何も言っていないようにも捉えられる気もするし…こういうの難しいわあ…

「国歌大観通読男」#46

「千載和歌集序」から「巻第二春歌下」まで

・まあ鬼門の序文なんですけど金葉と詞華がディスられてて笑う

・(23) 大きい解放感だなあ。閉じる方向が多いから余計そう思うな

・(64) 「春はこころのみにそはぬかな」ですよ。言ってみてえなあ

・(121) 飾りがない。もちろんいい意味で。この辺が紙一重

「国歌大観通読男」#45

「詞花和歌集巻第十 雑下」から解題まで

・(370 369) 「うら山」はかかってるのか。インタネットミームの「裏山」の原点がこんなところに

・(381 379) 以外に歌に「そなた」ってワード出てこないよね

・(408 404)  「よ」の使い方なんですよね…これは個人的なツボに入った

・落語の「崇徳院」からちゃんと崇徳天皇を調べてこなかったので解題読んでよかった。スルーしてたけど切り出

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「国歌大観通読男」#44

「詞花和歌集巻第七 恋上」から「第九 雑上」まで

・(207 206)  上の句が想像以上のエモ

・(229 228) で、出た~崇徳院奴~

・(240 239) これですよ達観パターンですよ。三点リーダーが続くのが目に見えてくるもんな

・(296 295) すげえシリアスだ。ここまでのシリアスはあまりない

「国歌大観通読男」#43

「詞花和歌集巻第一 春」から「第六 別」まで

・(80 78) 「ひと葉づつちる」のクローズアップさよ

・(101 99) この満ちてるんだか欠けてるんだかですわ。下の句絶品

・(135 133) こういっちゃなんだが「雨後落葉」というテーマ設定が勝ち

「国歌大観通読男」#42

「金葉和歌集三奏本第七 恋」から解題まで

・(486) シンプルだけどこれかわいいですね

・(587) 「 お や 」って書かれたところでなあ…

・(602)「なみだながして」の上がこのフレーズなのがいい味

・(610) 歌というものの本領シリーズ

・(616)から(621)ぐらいまでの並びが特にいいんよね

・解題が本の装丁とか異本歌とかだいぶボリューミーになってきた。本編よりも胃もた

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