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【小一の壁を乗り越えよう!】公設学童と民間学童

こんばんは、のりかべです。
更新停滞してしまいました、すみません_| ̄|○ il||li

今回は公設学童と民間学童のどちらがよいのか、ということについて、前提として持っておいていただきたい視点についてお話したいと思います。

どちらがいいのか

どちらの運営も関わってきた経験から、身もふたもないことを言えば、どちらがいいとは言えません。

「え!? 民間学童の方が利用料金高い分、いいんじゃないの??」と思われるかもしれませんが、結局はお子さんに合うかどうかが一番です。
いくら特色があったり教育的に良いとされるプログラムが提供されていたりしても、その環境や人間関係等が合わないとお子さんはだんだんストレスが溜まり、行きたくなくなります。学童保育を利用されるのは、基本的にはお仕事をされているからだと思いますが、行きたくない学童保育に通わせる、ということは保護者の方にとっても罪悪感やストレスになってしまいます。それが進んでしまうと、仕事を辞める、働き方を変える等を余儀なくされる場合もあります。

また、ぶっちゃけてしまえば、民間学童の料金が高いのは、運営費用を全て利用料金でまかなわなければならないからです。質が高い傾向にあることは間違いないですが、絶対に利用料金の高さ=質の高さであるとは言い切れません。
売上管理等に少しでも携わっておられたらお分かりかと思いますが、スタッフの人件費とテナント料、水道光熱費、教材費などなど、そこに運営会社の本部費用等が割り振られたトータル額を利用料金だけで黒字化しようと思えば、公設学童程度の料金ではどうやっても採算が取れません。(自治体の補助金を活用している場合は除く)

民間学童では特色あるプログラム(様々なイベント・英語・プログラミング・学習指導等)や食事提供、公設学童よりも長い利用時間(8時から、22時まで等)があることと、公設学童に比べると比較的少人数で過ごせる良さはあります。また、公設学童は就労等証明書の提出が必要ですが、民間学童は必要ないことがほとんどです。

公設学童は人数が多くてぎゅうぎゅう詰め、支援員の目が行き届かなくて安心できない等の不安・不満があるとは思います。ただ、お子さん目線だと、もしかしたらそこはあまり苦にはならず、単純に、仲の良い友達と放課後も一緒に遊べるから楽しい、うれしい、という可能性もあります。

その学童保育や自治体の運営方針、支援員の熱量・力量に寄るかもしれませんが、公設学童でも色々な取組・イべントはされています。また、公設民営(民間委託・指定管理)の場合、運営会社が民間学童や習い事系の事業運営もしているのであれば、そのノウハウを活用している場合もあります。
そのほか、学童保育が学校内にある場合は、学校の運動場や体育館等が使えることが多いため、とにかく運動が好き、というお子さんの場合、公設学童の方が合うかもしれません。民間学童によっては、室内で過ごすことがほとんどで外遊びはそんなにない(たまに近所の公園に行く程度)場合もあります。

こんな風に書くと、民間学童じゃなくてもいいのか、と感じられるかもしれませんが、公設学童の課題を本気で解決しようとしていたり、本当に付加価値が高かったりする質の高い民間学童ももちろん存在しています。
また、公設学童では大人数、あるいは騒がし過ぎて興奮してしまいやすいお子さん(その結果、周りの児童とけんかしてばかり等)も、少人数なら落ち着いて過ごせる、ということもあります。

大切なことは、公設学童だから、民間学童だから、という先入観ではなく、実際にお子さんと見学されたり、体験参加が可能であれば利用したりしてみて、お子さん自身が過ごしやすいところ、本当に子どもたちのための学童保育を運営されている支援員・スタッフがおられるところを選んであげてほしいと思います。

もちろん、お住まいの地域では民間学童が近くになくそもそも選択肢がないとか、民間学童はあるけれど高額すぎて選択肢に入れられない等の場合は、選びようがないですが…。

地域によって状況が様々なため、どこかの地域に限定したお話をしても意味を成さないのではないかと思い、ぼんやりしたお話しかできていません。
もし、もっと知りたい、というテーマが何かありましたら、コメントで教えていただけると幸いです。できる限りお答えします。

これから、学童保育の次年度申し込みも本格化してくると思います。特に公設学童の利用で決められている場合は、早めに利用案内や申請書を入手し、就労等証明書はご勤務先に早めに依頼されることをおすすめします。職場ですぐに書いてもらえると思っていたら、本社に書類を送って、そこで記入・押印をしてもらって送り返してこられるので日数がかかる、という場合もあります。毎年待機児童がない、あるいはどれだけ申し込みがあっても待機児童は出さないという方針の自治体なら大丈夫かもしれませんが、例年待機児童が出る学童保育の場合、提出期限に間に合っていない、というのはかなり不利になります。

今後も、この時期に必要な情報・視点等を発信していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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