Nori|事業再生コンサルタント

事業再生コンサルタント。コンサル会社/企業内コンサルの両方を経験。それぞれ異なるアプロ…

Nori|事業再生コンサルタント

事業再生コンサルタント。コンサル会社/企業内コンサルの両方を経験。それぞれ異なるアプローチから数千万円~億円/年で利益改善を実現(年商は5億円~数十億円規模まで)。元々は全く決算書が読めなかったが、独学で習得。コンサル現場で培った知識伝授。幹部向け/管理職向け/新人教育向けの講師

最近の記事

株式投資に役立つ「決算書の読み方」。「損失」が出ているのに、会社が「よくなる」理由とは。

こんにちは、Noriです。 今回は、決算書で「マイナス」が出ていても、実は会社がよくなる可能性が出てきている場合の見方について解説しています。 個別銘柄における株式投資においても使える1ポイントアドバイスです。 実は決算書には見えていない「損失」が隠れている売上高が伸びていると、自然と増えてくる「在庫」 コンサルとして現場にいるとわかることですが、決算書には見えない(正確にいうと見えにくい)損失が会社の中に、存在しています。 よくある例が「在庫」です。 売れ筋やす

    • 当たり前の話。ビジネスにおける「お金」の大事さ。

      こんにちは、Noriです。 スモールビジネスは、「多額の資金を必要とせずにスタートできる」というメリットがあります。 しかしながら、スモールビジネスと言っても、資金がなくなれば活動の範囲は狭くなってしまいます。 反対に資金が多いと活動できる範囲も格段に増えていき、ビジネスが急激に成長していきます。 だからこそ、『キャッシュフロー管理』が大事になってきます。 今回は『キャッシュフロー管理』について紹介していきます。 第1章:キャッシュフローの重要性・スモールビジネス

      • 「会社(経営者)の成績表」は損益計算書を見るとわかります!

        こんにちは、Noriです。 前回の記事があまりにも長文&いくつもの論点を入れてしまったことで、非常にわかりにくかったので、今後はトピックごとに丁寧に解説します。 今回は「会社(経営者)の成績表」といわれる「損益計算書(1年の合計)」についてです。 すでに別の記事でも紹介していますが、「売上高」項目から始まって「利益」項目で終わる計算書のことですが、「利益区分」がいくつかに分かれているのが特徴の1つです。 しっかり理解しておくと、それだけでも決算書を読む第一歩として非常

        • 【解説】「経営者の実力」が測れる経営指標は「ROE」、本当かどうか検証してみた。

          こんにちは、Noriです。 今回は、ビジネス書の「決算書特集」を題材に「ROE」について解説しています。 最後まで読んで頂ければ「ROE」が経営者の実力を測ることができて、株式投資の個人投資家の間でも重要視されている理由がわかるはずです。 ちなみに裏テーマは前回の記事で書いた「収益性」指標の第2弾であるROAについての解説ですので、そちらも注目して頂けると嬉しいです。 もちろん株式投資をされている個人投資家の方にも有益な情報となっております。 ビジネス雑誌の「決算書

        株式投資に役立つ「決算書の読み方」。「損失」が出ているのに、会社が「よくなる」理由とは。

          決算書の本で紹介されている「経営指標」は万能ではありません。

          こんにちは、Noriです。 決算書の数字を使用した「経営指標」は大きく3つの種類に分かれます。 その3つとは「収益性」、「効率性」、「安全性」です。 今回は「収益性」について説明していきたいと思います。 商品力を計るなら、「売上高総利益率」を使うべし! 損益計算書で一番大事なのは「売上高」です。売上高がなければ「利益」も生まれないからです。 たとえば八百屋で言えば、野菜を売るためには、事前に仕入れを行い、野菜が売れたら、売上高は100万円です。 ちなみに売上から仕入

          決算書の本で紹介されている「経営指標」は万能ではありません。

          【解説】決算書が読めるようになったキッカケは「過去10ヶ年のキャッシュフロー計算書」を並べたから。

          【理由】キャッシュフロー(お金の流れ)を理解しようとすると、自然と「決算書の各項目」の関連性を意識することができるようになったためこんにちは、Noriです。 いきなり本題に入りますが、決算書を構成する主な3つとして、「貸借対照表(資産/負債/資本)」と「損益計算書(売上高/費用/利益)」、そして「キャッシュフロー計算書(お金の流れ)」があります。 ちなみに「貸借対照表」も「損益計算書」も『お金の受取/支払がない数字』が含まれていることもあるので、しっかり学習していないと理

          【解説】決算書が読めるようになったキッカケは「過去10ヶ年のキャッシュフロー計算書」を並べたから。

          【当時の自分に教えたい】コンサルなのに「決算書」が読めなかった理由と対策について

          理由:専門用語を単純な単語としてしか覚えていなかったため入社前後で購入した本でいうと以下のようになります。 おそらく、「決算書が読めるようになりたい。」と思った人が購入するような本を私も同じように購入して勉強していました。 1つひとつの本は自分なりに読むことはできましたし、筆者が伝えようとしたことも何となくわかったような気で勉強していました。 それに「決算書項目」の用語説明や「経営分析」がわかる解説本は何冊も買って、何度も読んだので用語自体はしっかり覚えていました。 そ

          【当時の自分に教えたい】コンサルなのに「決算書」が読めなかった理由と対策について

          プロフィール

          挨拶 こんにちは。Noriです。 私は20代で経営コンサルタントを志し、それから40歳になるまで「コンサルタント会社勤務」と「企業内のコンサルタント」の両方を経験してきました。 これまでの経験の中で、年商5億円から数十億円規模の中堅中小企業の方々と関わってきており、1社当たり数千万円~数億円/年の利益改善を図ってきました。 「社外からのアプローチ」もしくは「社内からアプローチ」するコンサルティングにおいても、いずれも違う観点で難しさを伴い、場合によっては長期戦になることも