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撮影日記@21W

こんにちは、NORi(@noriko.matsui.photographer)です。

昨日は、渋谷の某所で撮影を行いました。三週間ほど、毎週末渋谷で撮影することになったので、軽く通勤してるような気分です。自宅から現場まで都バスに乗って移動するのですが、よく声をかける運転手さんに当たることが多くて、降車のとき「行ってらっしゃい!」と言われると、なんだか嬉しくなります。

愛用のNikonのリュック(Nikon×MILLET アイガーグレッチャー 33)には、必要最低限の機材しか入れていませんが、それでも三脚つけて背負っていると、6ヶ月の妊婦には見えないかもしれません。かなりお腹が出てきたので、撮影のときは出来るだけ目立たないように、全身真っ黒い服装をしています。

ただでさえ代謝が高いのに、丸々と太っていくことでさらに暑く感じ、1時間も撮影していると、雨でも降っていたのか?と思うほどに汗で服が濡れます。だいたい撮影って、なんでこんなに汗かくんでしょうね?

そんな感じで、この頃はわりと必死な思いで撮影を行なっています。見た目は飄々としてるらしいので、わかりづらいもしれないですけど…

たくさん汗かきながら、出来るだけ、新しい場所で、新しいカメラで、新しい人に会って、写真だけじゃなく映像にも挑戦して、撮ったことないような写真を目指しています。あえて慣れない環境に身を置くことで、今までの自分の表現を越えられたらいいな、と思っています。

1人目の出産の時は、動けなくなる自分がとにかく怖くて、世の中から置いていかれそうで、わりとメソメソ悩んで不安になっていたのですが、子育てに追われている今の2人目の出産は「焦ってもしょうがない、無理せず出来るとこまでやろう」という気持ちの方が強いです。

たしかに、子供が出来たことで仕事は減ったし、生活もまるで変わり、気軽に動けなくなったのは事実なんですが、世の中の流れからポーンと落ちて、何にもなくなったと感じたとき、「ああ、写真を撮りたい」という純粋な思いだけが残ったのでした。

たとえどんなことがあっても、カメラを構えて目の前の被写体に集中していれば、そのあいだは夢中になって、シンプルな状態になれる。「撮影は、気持ちを整えて挑むことが大切」だと言う方もいるけど、わたしには、そうも言ってられないくらいの日常が容赦無くやってくるので、心がざわついていても、とにかく撮ります。撮っていたいのです。


これからまた数年は、もっと身動きが取れなくなるでしょう。個性的な長女と、生まれたばかりの乳児をかかえる生活が、どれほど大変かもわからないし、写真に時間をどれほど費やせるのかもわかりません。

それでも、わたしは撮っていたい。生活に追われながら、目の前の被写体に集中して、撮影のときは単純でいたいなと思います。

NORi






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