【がんばれ起業家～七転八起】2022-7.補助金をもらうための準備と心構えについて

これから起業をしようという人も、すでに何年も事業をやられている方も、補助金についての関心はとても高いと思います。中には、非常にまれに「補助金はドラッグだ、あんなもの使うと中毒になる」と言われる方もおられまして、それはそれで一理あるのですが、かなりマイナーな部類に入ります。

今回は補助金をもらうための準備と心構えについて書きます。

準備その1：まず、どんな補助金があって何に使えるか調べる。

補助金というのはその種類によって、お金の使い道が決まっています。だから自分が何にお金を使いたいかがわかっていないと、最適な補助金を選ぶこともできません。

たまに、100万円とか50万円とかが一括でもらえる！と勘違いしている方もおられますが、それは間違い。きちんとした手順を踏んで手続きをしましょう。

中小企業が使える補助金は大きく分けて3つあります。一つは、小規模事業者持続化補助金。主に販路開拓の経費に使えるものです。

もう一つは「IT補助金」。会社の業務にITを導入して効率化を図ろうと言った時に使えるものです。

最後が「ものづくり補助金」。主に設備投資に使えるもので、金額も通常で最大1000万円と大きなものです。

いずれも専用のサイトで詳細が紹介されていますので、興味のある方はキーワードで検索をしてみてください。

準備その2：事業計画を立てる。

補助金の申請に当たっては、その主旨にあった事業計画を立てる必要があります。これまでの事業を振り返り、今後目指すべき方向性を明確にして、事業計画を立てます。そしてそれに必要な経費を補助金として申請します。

この計画を審査員が審査をして、計画の実現可能性や収益性を検討し、採択するかどうかを決めます。やたらな計画ではダメなのです。説得力を持って書き上げる必要があります。

ちなみに最近の補助金では「全額補助」はほぼありません。半分か3分の1程度の自己資金を用意する必要がありますので、念頭に置いておいてください。

補助金についてのセミナーも開催しています。ご希望の方は、件名に「補助金セミナー希望」と書いて次のメールまでご連絡を。okita@es-cs.jp