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論理的文章を書くためのシンプルな3条件『ロジカル・シンキングBest solution』より



論理的な思考と構成のスキルをマスターするためのバイブルとされている『ロジカル・シンキング Best solution』の中から最も重要な論理的文章を書くためのシンプルな3条件について図解していきます。


論理的文章のシンプルな3条件とは

・課題に対する結論がある
縦の構造が正しい論理関係にある
・横方向に複数の要素がMECEである。


細かく見ていきます。

1.課題に対する結論がある

コミュニケーションとして相手と自分との間に設定された課題に対する答えを伝え、相手に自分の結論を納得させ期待通りに反応してもらうためには、当たり前だが、文章の答え(その文章を書く目的)が課題に対しての結論になっていることが必要です。


2.縦の構造が正しい論理関係にある=結論に対してSo what?/ Why so? の関係が成り立つ


正しい論理構造は、

縦方向には結論を頂点に、

上から下に向けてはWhy so?<なぜそうなのか>]
下から上に向けてはSo what? <結局どういうことなのか>

の関係が成り立たなければならない。とされています。


帰納法と演繹法と同様に考え方の流れの問題ですね。

帰納法:さまざまな事実や事例から導き出される傾向をまとめあげて結論につなげる論理的推論方法
演繹法:一般的かつ普遍的な事実(ルール・セオリー)を前提として、そこから結論を導きだす方法

帰納法

演繹法


演繹法 帰納法


上から下に向けてはWhy so?

下から上に向けてはSo what?

になるので矢印の向きで意識しておくのがおすすめです。


3.横方向の複数の要素がMECEである。

同一階層内に位置する複数の要素が、横方向に相互にMECEな関係になっていなければならない。

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最も有名で大事なビジネス上のフレームワークですね。

ヨコに並ぶA、B、Cという3要素がある場合

A+B+C = 全体  であることが必須になります。


結論図


論理的文章のシンプルな3条件とは

・課題に対する結論がある
縦の構造が正しい論理関係にある
・横方向に複数の要素がMECEである。

の3点であり、


図に表すとイメージです

ロジック ツリー


論理的な思考と構成のスキルをマスターするためのトレーニングブックです。本書で解説する、体系立った実践的なスキルは、あなたの考えやアイデアを論理的に整理したり構成したりするだけでなく、相手に納得してもらうための強力な武器となります。


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