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意識的にゾーンに入るコツ

 人は一つの悩みから解放されると同時に、別の隠れていた悩みが浮かび上がってくる。これは生きていくうえで何度も何度も味わった。

ここで大事なのは、「悩み多き人生」という被害者意識に思うがまま振り回されるのではなく、まずは人間とはそういうものだと理解し、その上で「これは今は考えなくて良い」と浮かんできた悩みの質を見抜き、きちんと選別すること。

悩みや不安が脳のリソースを奪っている時間ほど勿体無いものはなく、そのままそれが未来に対する時間の喪失にまで繋がってしまうのだ。

時間と余裕は、どの程度自分が明確な意思力で「今この瞬間とても充実している」と考えるかによって確保の度合いが全く変わってくるという事をここ数日で改めて味わったから、今はわかる。

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 意識的に入る "ゾーン" 状態は、ある程度の訓練で作れるものと思っている。
こうして毎日 note を更新する事でもそれは実感している。

シンプルな事だが、物理的にも精神的にも "姿勢" は大切だ。

例えば、椅子に深く潜ってだらっと作業をするのと、姿勢を正してPCの前に向かうかの違いだけでも "ゾーン" に入れる可能性は全然変わってくる。

僕の場合は、note を綴るにあたり、たとえ書く事が思いつかない日でも、背筋を伸ばして浅く椅子に座るだけで、感情が「少しだけ前のめり」になり、ネタの採用速度が上がったり、言葉選びや落とし込みへの効率精度も上がる。 周りの生活音が気にならなくなり、素直に自分の頭の中を覗き込み、適切な語彙や主眼を探索しやすくなる。

「やめとこう」が「やれるな」に変わる瞬間を都度実感できるし、今書いている事も、その姿勢がある程度功を奏して勢いでつらつらと書いている。

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 僕は何を置いてでも「感情を一定に保つ」という事を大命題にしながら日々を生きているので、過去記事の傾向をみてもどうしてもテーマがそちらに偏りがちだ。

しかし、こうして書き連ねていく記事の蓄積は、他者よりもまず自分の感情コントロールに大きな効用をきたしてくれており、おかげさまで多少メンタルがぶれようが、盤石と言っても差し支えない程度は感情を維持したうえで毎日を過ごす事ができている。少なくとも一時的な感情を露骨に SNS に放出する気などはさらさらなくなった。

昨日の『自堕落な夜に身を任せるな』という記事でも触れたが、いかにトータルバランスが大事かというのを、ここ数年は実感している。

 ゾーンに入ることは、慣れてくると生活のさまざまなシーンで出来るようになる。ゾーンに入っているときは、意外と自分だけの世界に浸るのではなく、不思議と超俯瞰的な視点で自分を見つめているような気になる。
そうなると、あとはお盆の水をこぼさないように、自分の心と肉体の動きを常に静かにプロデュースし続けるだけだ。

今日はこんなところで。

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