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二の足

 ふと、二の足を踏む瞬間を、二の足を踏まないようにしてみるだけで目の前の世界って大きく変わるんだろうな、と思った。

僕は、チームで動くときは、どちらかというとイニシアチブを取るというより、イニシアチブを取る人の二番手だったり補佐的な立ち位置にいる方が向いていると思うし、事実パフォーマンスも理想的なものが維持できていると思っている。

誰かが決断・判断したことに対し、その道筋を整地するような役割を果たしている際、けっこう楽しかったりする。

ただこれには弊害もあり、作り上げていったものがいざリリースという局面を迎えた際、そうした側面がかえって心理的に邪魔をし、何かを発表・発信するとき、急に萎縮しどこか他人事になってしまうときがあるのだ。

僕にとって、一員である以上は当然自分ごととして捉えてはいるのだが、完成した際に二の足を踏んでしまう…といった具合だ。

こうした心理はどこからきているんだろう。何らかの予防線?「席を譲る」といった心境的コーティング?なぜだか解らないが、特に複数人が絡んだプロジェクトのお披露目だったり何か発表がある際、貢献に反してどこか腰が引けてしまう節がある。

いざ、という時に自分で築き上げてきたものと補佐的に築きあげてきたものでは、勇気の度合いが違うのかも知れない。奮い立たせるものが自己生成的なのか何かしら他者生成的なのかで、どこかに "責任領域" に対する負い目のようなものが働いているのかも知れない。

その辺りを、ある種我が物顔で蹴散らすくらいの図太さがあればいいなと思うときがある。それが僕にとって、冒頭の「二の足問題」である。


 本質的には変わらないものだし、自分がこれと思って加担し進めていることなので、最終的には加速度の違いでテンションが一定量に達するのはわかってはいるのだが、そこに至るまでのエンジンの温め方は、かなり違っていることを改めて実感する。

何となくこうした感情を吐露するのは恥ずかしいが、どこかで見つめ直しておきたいなと思っている。

いつにも増してとりとめない日記になった。

今日はこんなところで。

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