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変わり目の把握

 昨日大阪は、日中最高気温が 17℃と言われていただけあり、最近味わう事のない暖かさだった。窓を開けて、明らかに空気の違いに驚いた。肌をつんざくような寒さに慣れていたせいか、ポカポカした陽気が、説明のつかない高揚感を生む。

「外に出たい」と瞬間的に思わされる暖かさ。春先に感じることの多い、忘れていた心境が身を覆った。

 自転車を駆り散歩をしたが、やはり景色が違う。多幸感のスパイスも伴い、いつもの街並みもやや色彩のコントラストが強めに見える。語弊がありそうだが、自分がこのような心境になるくらいだから、「春になると変な人が増える」のはある種致し方ないところでもあるのかな、などと毎年思う。

春先だったり秋口だったり、季節の変わり目でしか感じない異質の空気感は、経験したことが微かにある」というブランクがあるからこそ、ほんのり懐かしい気持ちとともにより新鮮な思いに浸ることができるのだろう。変わり目の把握が、それまでの小さい悩みを吹き飛ばし、ある種の "一定時間無敵" 状態を作ってくれたりもするからやめられない。

 立ち寄った古本屋で、万博のカラー資料本を買って帰った。

朝から換気扇の掃除をハウスクリーニングの業者にお任せしていたので、ピカピカになった(当社比)キッチンをカウンターにしながら、立ち食い形式で妻ともんじゃ焼きを食べた。自宅で昼からハイボールを飲みつつ、つまむもんじゃ焼きは、陽気も手伝いより一層美味だった。

気圧の気まぐれを楽しみ、四季のある国を実感した一日だった。

今日はこんなところで。

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