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「ブランク」と思える基準って何だ?

 昨日は長く親交のある知人の結婚パーティーだった。できる限りの密を避けつつ執り行われた式は、とてもあたたかく幸せなものだった。

久しぶりの顔ぶれに会えるのがこういう時は良い。ブランクがあった人もたくさん居て、軽い同窓会のような雰囲気にもなる。

興味深かったのは、開催したりされたりしていた DJ イベントの出演者や客同士が主な参列者だったのもあって、みな口々に交わしたのが「ふだん夜にしか会わないから、昼間の時間に会うのが珍しい」ということ。

イベントやパーティーなどが行われるのはだいたいにおいて深夜帯が多かったり、昼だったとしてもクラブ自体が薄暗い空間なのも手伝って、会う人たちとはやはり「夜に会っている」印象が強かったりする。

そんな中、陽のあたるダイニングで、昼間にテーブルを囲んで座るという「普段と真逆の空間」で見る顔ぶれは、夜とは違い、我々に不思議な新鮮さをもたらした。

こうした新鮮な感覚も、大枠で「ブランク」と感じたのは僕だけだろうか。


 このコロナ禍でイベントや外食も減り、物理的再会の間隔にブランクが生じるのはもちろん、会う "時間帯" というものも、ブランクの後押しというか、ある種の新鮮さを生み、さらにはきっと、シチュエーションの差なども「ブランク」という感覚に錯覚させるような何かを生んでいる気がした。

ふだん学校で接している先生と、学校以外の場でプライベートとして接した際、若干の気恥ずかしさを感じ、何となく気まずい空気になるのと同じような要領で。

ともあれ、とても良い式だった。

 
 締めにブランクのある行きつけのラーメン屋に寄って帰った。大将は相変わらず温かかった。

今日はこんなところで。

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