見出し画像

遅いデビュー

 一気に肌寒くなってきた。今後長袖は必須だな。

実はこの度 DJ デビューを果たす。自身のユニットが控えている11月のワンマンイベントで オープニング DJ として。今までライブは散々やってきたが、DJとしては本当に遅いデビューだ。

ラウンジ寄りの選曲で、自身が若年期に影響を受けた60年代〜00年代のソフトロック的ルーツものから、その系譜が感じられる今のものまで、同じユニットのVo.とともに B2B 形式で行う。

 昨日はそのための自分なりの選曲を自宅で行なっていた。ノートPCにDJ用ソフトを取り込み、持っている音源から何となく、好きなようにひとまずはかけていく。かけている間に別の曲をもう片方のターンテーブル(デッキ)にセットし、適宜タイミングで繋ぐ。スムースに行かないのは当たり前だけど、これだけでも楽しい。

こうした作業を繰り返していると、頭の中で考える「ルーツ」だけでなく、もっともっと潜在的に肌で感じていた、本来の「ルーツ」がありありと浮き彫りにされる気がする。

 一つの曲を聴きながら、それに伴って忘れていた曲を芋づる式に思い出していく。BPM が近いものなどは、Sync 機能で半ば強制的に同テンポにしながら適宜タイミングで繋いでいったりと(なんて便利)、とても気持ちいい。レアグルーヴなどはあまりなく大ネタも多い選曲になりそうだけど、何となく会場の雰囲気を想像しながらこれらをお客さんの前で大音量で流せる…と思うと、それだけで凄くエゴが満たされる感覚。

ライブもライブで同じような感覚じゃないのか?…と思うのだが、何か個人的に、DJ として向かうに当たってライブとの感触感が決定的に違う気はしている。これは実際にブースでお客さんを目の前にして、より鮮明に見えてくるものなのだろうか。

手練れの人たちは現場の雰囲気でいかようにも舵取りが出来、きっと臨機応変に選曲するのだろうが、僕自身当日はキャパシティ的におそらくそんなこと考えてられないのだろうな。でも現時点の練習レベルでは、古いアルバムを紐解くような感覚で没頭してしまい、曲同士をリアルタイムで紡いでいく行為が新鮮で楽しい。

なんせ初めての経験。B2B形式とは言え、Vo.と意思の統一をしながらグルーヴを徐々に作っていくことを考えると、ワクワクも止まらない。


 この新鮮さを良い感じで失わないように、ライブと並行してゆったりと DJ も練習していこう。

今日はこんなところで。


貴重な時間の中 読んでくれてありがとうございます。 「スキ(いいね)」は非会員ユーザーさんもできるので、 押してくれるとすごく励みになります。 そしてぜひ大阪に来た際は COPY HOUSE へ!🏡