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「すべてを語ってしまう人」が陥りやすい計画倒れについて

 聞いてもいないのに、計画をやたら1から10まで話してくる人がいる。

もちろん初めからビジョンを見据えて動くのは良いと思うのだが、構想を話し切ることで、たぶん計画をすべて「実行した」気になるのか、その後具体的に動いた、という話を聞くことは少ない。

 なぜやってないのか聞いてみると、揃って「◯◯が足りないから」「まだ準備が出来ていないから」などと答えることが多い。

本当は、足りないものは走り出してから見えてくるものなのに、「動きながら考える」と言うことをそういった人たちは知らないし、語る計画が「理想」だけで綺麗にパッケージされているぶん、いざ動こうとした際生まれる「障害(物理的・心理的問わず)」に対して柔軟な打開が取れない。

 さらには、これがもしかするとけっこうなウェイトを占めるんじゃないか?と思うのだが、そのような人は計画の中に「他者の協力」を絡めることが多く、動けない原因を「あの人が動かないから理想通りに動き出せない」など、他者のせいにすることも多い。

 まとめると「できない言い訳」を探すのが多い人ほど、プランが壮大で緻密、かつそれを「すべて語る」ことが多い印象を持ったりする。

すべてを語る時点が、その人にとってのモチベーションのピークなのだ。

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有言実行は確かに必要だと思うし、自分を鼓舞するのにも有効だと思う。

でも、こういったものは、よほど覚悟がない限り、基本的に「自分で蹴りをつけられる」ものに限って言うべきだと思うし、計画が緻密かつ壮大であればあるほど、自分にとっての「想定外」が多々発生することになり、とたんに消沈し事がうまく進まなくなってしまう。損だ。

 言うだけで満足してしまう「有言」なくらいなら、「縛りが極力少ない」ようプロデュースし、まずは無言でミニマルに自分だけで完結できる環境を作る方が、きっと継続にも上手く働くのだろうし、なまじっかモチベーションに頼らずとも、習慣化もしやすいと思っている。

そういったものの積み重ねで、小さなゴールを達成しながら淡々と築いていく「計画」を自分は大切にしていきたい。

今日はこんなところで。

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