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追い続けるもの

 「感情を安定させ続けること」を大命題にしながら日々を生きている。それこそ、何を差し置いてでもと言っていいかも知れない。

理想として掲げるのは簡単だけど、やっぱり日々の生活でそれを維持し続けるのはなかなかに難しい。どこかで穏やかさを保てないテンションに陥る瞬間もあるし、そこからの立て直しに苦労する局面もままある。

とはいえ、概念としての "安定" を常に意識し続ける生活とそうでない生活にはやはり雲泥の差があり、手も足も出せず無意識に感情の暴走に振り回されることだけは抜群になくなった。それだけは確実に言える。

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 「感情がブレない」という精神の中身を紐解くと、"鉄の意志" のような頑丈なスタンスを持つ一方で、"フットワークが軽い" という対立したスタンスも存在する。

お互いに一見対立しているようで、その根本は非常に近似しているような気がするし、個人的にはどちらも非常に大切な要素だと思っている。

耐震構造というよりは、免震構造のような感覚。柳のような、合気道のような、スタビライザーのような "変化に柔軟な" 精神姿勢。感情が安定している人は、そのあたりのバランスの取り方が非常にうまいのではないだろうか。

"鉄の意志" が内包する武蔵坊弁慶的な視点と、"フットワークの軽さ" が内包する牛若丸的な視点を両輪に持ち合わせ、この壁は壊した方が良いのか、はたまたひらりと乗り越えれば良いのか、そもそも対峙する必要がある壁なのか?…などの判断基準をニュートラルに見極めていきたいし、そのための解像度を常に高く保っていたい。

決して瞬時に答えを出せなくて良いし、正解を必ずしも選ぶ必要もない。でも、根幹にその思考スタンスを持ち続けていることで、常にロジカル・ラテラル・フィジカリズムな考えを切り分ける癖が生じ、ある種の最適解への到達速度もきっと早くなるし、天秤の左右が偏らない「自分だけの自分らしさ」を見いだせそうな気がしている。

だから僕は、感情の安定という理想をこれからも追い続ける。

今日はこんなところで。

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