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装飾美と機能美

 何かしらのステージングの際、アクト側にとって美術的に優れた観せ方を探る一方、いかに自分が手数少なく効率的にアクションを遂行できる導線を考えるかはとても重要なことだと思っている。そして、それをショーとして違和感なく成立させるよう考える作業が楽しい。

どうしても、自分のやりたい理想に対して際限なく「あれもこれも」と考えだすと、いざステージに立った際一つほころびが生じるだけでフリーズしてしまう場合がある。まして客もいる状態。家でリラックスして手順を踏むのとは訳が違うし、どんな舞台であれ、想定内で済むこと自体がそうそうないのだ。

だからこそ、自己冷却したパフォーマンスが一番良い形で表れつつ、映えることもちゃんと担った「最大の落とし所」を探ることがまずは重要で、それを担保にした情熱的な理想のアクト…という順番で考えていたいと思っている。

できるだけシンプルに、大きなフローの中で絶対にこの機材を使わないといけないのか?魅せることはもっとリスクヘッジしたもと実現できるんじゃないか?今目の前にあるセットだけで賄える部分はないのか?…など、可能な限り視野を俯瞰で保ち、全体最適の中で必要、不必要のジャッジができる頭のバッファは常に確保しておきたい。

 今朝のウォーキング中、そんな装飾美と機能美のバランスを考えていた。ワンマンまであと2日。

今日はこんなところで。


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