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見知らぬ誰かに届く「お手紙リレー」が面白い

さまざまなデジタルツールが日常に入り込んでいる現代。

プライベートではSNSや親しい人と連絡を取り合うLINEなどは、もはや当たり前の存在になりました。

職場においてもZoomのようなオンライン会議システム、Slackのようなチャットツール、決算書を自動生成してくれるfreeeなど「それなしではもう仕事にならないツール」がどんどん定着しています。

今やオンでもオフでも、デジタルツールが存在しない場面を探すほうが珍しいかもしれません。

その一方で、「アナログへの揺り戻し」が起きています。

自分自身の話でいえば、活字の本をKindleで読まなくなりました。

電子書籍ならではの「書棚のスペースが不要になる」「ネットで買った瞬間から読める」といったメリットを実感しながらも、物理的にページをめくるのが楽しくて本を読んでいたことを思い出し、ふたたび「紙の本を買おう」と揺り戻しがきたんです。

昨今の万年筆やインクのブームも、アナログ回帰の最たるものでしょう。一度デジタルの恩恵を受けたからこそ、デジタルでは満たせないものの存在に気づき、改めてアナログの良さに立ち返るひとが増えているのです。

「お手紙」もそうです。

わざわざ手書きする手間は愛おしいもの。手紙の内容もさることながら、書く人によって個性が出る字体も含めて楽しめるのもデジタルでは味わえない感覚。

もしかしたらデジタルネイティブな世代にはさっぱりな感覚かもしれませんが、やっぱり手書きのお手紙をもらうとうれしいものです。筆まめではない自分でも、たまには書いてみようかという気になります。


ボトルメールのようなお手紙リレー


ところで「飾り原稿用紙」が人気の文具メーカー、あたぼうステーショナリーさんが「お手紙リレー」という企画を展開されています。

2020年になって世界が混乱し、「自分に何ができるだろうか」と自問した末に「ひとはコミュニケーションをする動物だ」と改めて気づいたという、代表の佐川博樹さん。

そこで「誰かが書いたお手紙を誰かに届けるリレー企画」を始められました。

かつて見知らぬ誰かに宛てた手紙をガラス瓶に入れて、海の向こうに流れ着くのを期待する「ボトルメール」というのがありましたが、仕組みとしては同じです。

唯一違うのは、あたぼうさんがハブとしてお手紙を中継し、参加者の手元に確実に届けられること(あたぼうさんは手紙の中身はぜったいに読みません)。

海に流した手紙は読まれない可能性もありますが、お手紙リレーは必ずおひとりの手元に届くわけです。面白いですね。

特定の誰かに宛てるわけではない手紙。でも誰かの手に渡り、確実に読まれる手紙。「自分だったらどんなことを書こうか」と、ワクワクする気持ちが芽生えます。

さっそくお手紙リレーの参加券をゲットしたので、今週末にでも「見知らぬ誰か」に向かってしたためてみたいと思います。


参加券とMINIをセットで


と、そんな「お手紙リレー」にハイモジモジも関わらせていただくことになりました。

お手紙リレーの参加券がちょうど名刺サイズということで、名刺やカードをジャンルごとに整理できる「WORKERS'BOX MINI」とセット販売してはどうかと、あたぼうさんとのインスタLIVEで意気投合。

さっそく、あたぼうさんのオンラインストアで「参加券とMINIのセット販売」が始まりました。


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※実際に届く参加券は「トロピカルドリンク」のデザインになります。


便箋は飾り原稿用紙がおすすめ


お手紙リレーで使用する便箋は何でもOKとのこと。

もしも手ごろな紙が手元になければ、あたぼうステーショナリーさんの「飾り原稿用紙」を使ってみるのはいかがでしょう?

マス目が描かれた用紙の縁にさまざまな装飾が施された、ありそうでなかったアイデア商品です。ちなみに2016年の日本文具大賞受賞作。

こちらは「鋼導管」という種類ですが、他にもいろんなバリエーションがありますよ。


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なお、「飾り原稿用紙」はA4サイズとA5サイズの2種類あります。A4サイズ対応の「WORKERS'BOX」にも、ぴったり収まります。


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「お手紙リレー」と「WORKERS'BOX MINI」のコラボレーションについては、こちらの特設ページを詳細をご覧ください。

参加券をお求めいただけるオンラインショップへのリンクもありますよ。


みなさんもこれを機に、手書きでお手紙を書いてみませんか?

大切なあのひとへ。あるいは、見知らぬ誰かさんに向けて。


【松岡厚志 PROFILE】

ハイモジモジ代表。書類収納の決定版「WORKERS'BOX」ほか、思わず膝を打つアイデア・プロダクトを発信している。フリーライター、ネーム・デザイナー(ネーミングの専門家)、モノづくりするラジオ局「Quest FM」のDJ Atsushi、御茶の水美術専門学校非常勤講師などの顔を持つ。

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