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「聞く場と話す場」Quest FM 冒険の書その5

TwitterやInstagram、noteなど、情報発信できるメディアがあふれる世の中。YoutubeやインスタLIVE、Tiktokなど動画メディアも普及して、今では誰もがクリエイターとして発信できる時代です。

でもみんな「発信」ばかりに傾いてはいないでしょうか。

自分が言いたいことばかり言うのではなく、人が言いたいことを聞く。聞かせてもらう。そういう場があってもいいのでは。

たとえばTBSラジオで放送されているラジオ番組「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」があります。さまざまな職業の方の愚痴を聞かせてもらうという面白い構成なんですね。


脚本家の宮藤官九郎に言ったところでどうなるものでもない話の連続なのですが、その職業ならではの話を聞いていると「なるほどなあ」「それは大変だ」とためになる。いや、ためにならないかもしれない。とにかく知らない世界を知れて楽しい。そんな「愚痴エンタテインメント番組」なんですね。

自分で話すより、人の話を聞いた方が面白い。そういうことって、結構ありますよね。

さまざまなツールのおかげで情報発信する側が供給過多になっている昨今。たとえばモノを販売するメーカーだったら「ユーザーから話を聞く場」があってもいいのではと思ってます。



そんな中、メーカー業のふたりと本の編集者ひとりの計3名で「カスタムできるお財布を作ろうじゃないか」と意気投合し、最近「Quest FM」というチームを結成しました。

名前に「FM」の文字があるのはラジオ局を意識しているからで、2つの音声メディアを軸にモノづくりの進捗を情報発信していく方針で活動を始めたばかりです。

音声メディアのひとつはClubhouse。毎週月曜22時からスタートし、メンバー3人がモデレーターになって、あるお題に対してトークを展開していきます。

もうひとつはClubhouse直後にアフタートークを収録するPodcast。音声がアーカイブされないClubhouseと違って、こちらはきっちり会話を録音し、書き起こしもnoteに掲載しています。



この2つの音声メディアの位置づけを、今回はっきりさせることにしました。




前者のClubhouseは「聞く場」にします。モデレーターの3名はあくまで聞き役に徹して、活動に関心があるフォロワーもしくは飛び入り参加のリスナーを巻き込んで、忌憚のない声を聞かせてもらう場にします。

もしも録音されてアーカイブとして残るとなれば「話せる範囲」で話してもらうことになってしまいますが、記録として残らないとなれば自由に発言してもらいやすくなります。

「アーカイブを残さないので思ったことを自由に話してください」という前置きができるので、話し手のリミッターがひとつ解除されて「正直な意見」を聞かせてもらえるのではと思ってます。

そして後者のPodcastは「話す場」にします。直前に開かれたClubhouseの内容を受けて、Quest FMの面々がそれぞれどう思ったかをアーカイブされる前提で話していきます。

会議の議事録を作っていく感覚も含めながら、それぞれの考えていることと進捗状況の共有、そして今後の展望を3人だけで話していけたらと思います。

聞く場と、話す場。

このふたつをうまく使い分けながら、引き続きモノづくりと情報発信を進めていきます。


以上、モノづくりするラジオ局「Quest FM」のDJ Atsushiでした。

次回のClubhouseは3/22(月)22:00から ▼


【松岡厚志 PROFILE】

ハイモジモジ代表。書類収納の決定版「WORKERS'BOX」ほか、思わず膝を打つアイデア・プロダクトを発信している。フリーライター、ネーム・デザイナー(ネーミングの専門家)、モノづくりするラジオ局「Quest FM」のDJ Atsushi、御茶の水美術専門学校非常勤講師などの顔を持つ。

Web Site >>> https://www.atsushi-matsuoka.com/
Twitter >>> https://twitter.com/513MHz
Company >>> https://www.hi-mojimoji.com/
Name Designer >>> https://www.name-designer.tokyo/


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