2PLAYER
マリオカートに手を出してしまった。
ハマる一歩手前(むしろ後?)で、のめり込んでいる。
配信日当日に遊び始めた同僚を煽ってやろうと、そんな軽い気持ちだったが、火が着いた。
煽り返されたならば、こちらにも考えがある。
てっ、てっ、てっ、徹底抗戦じゃい。
事の発端、マリオサーキット1のベストスコア。
昨朝、起きたばっかりの同僚を見計らって、無言でこれを送りつけた。
そしたら、仕事終わりの夕方に返信があった。
「いやー、スコアを上回らせていただきましたよ。大変でしたわ」
ああ、はいはい、おつかれさまです。
「4572。ラッキーでした。あっ、ノビシロもまだあるんすよ、2位ゴールでのスコアだから」
はい、うん。
はあっ?
嫉妬を塞ぎ込んでは、このように同僚を褒め称えた。
「あれっすね、アクションポイントが半端ないっすね、1200も見えてるじゃないっすか、ヤベっすよ」
彼奴の答えはこうだ。
チート、チート級でしたね。
ガチャで手に入れた限定キャラがね。
たまたま手に入ったガチャ限定の、キャラ限定の、限定スキルが、もうチート限定で、限定なんすわ、限定なんすよ、あー、もう限定限定。
わたしは限定によって限界を突破してしまった。
控えてあったハイスコア4666では話にならん。
アンニャロメのあんちくしょうは、1位であれば5100も見えるスコアな訳で、昨夜に叩き出した4956なんざ、まだまだ可愛い方だ。
もう、やるなら、徹底的に、だ。
ああっ。
この感覚は懐かしいな、と思う。
対人戦で直接の決着が主となってしまった現在に、順番待ちで腕前を比べあう、あの隣同士で居座る感覚。
あの、なんだ。
俺の(わたしの)、ドリフトを、ウルトラのミニターボからのミニターボ、スーパーミニターボとフィニッシュするマリオサーキットを、あの人の元へ。
見せつけてやりたいわ、アンチクショーめ。
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